カンボジアのマチュー(ម្ជូរ)にどハマりした話|やめられない、あのコリコリ食感

アジア

カンボジアに来てから、いろいろなローカルフードを食べてきましたが、最近いちばんハマっているのがマチューです。

カンボジア人の友だちが買ってきてくれたのが最初のきっかけで、食べた瞬間は「素朴だなー」と感じつつもしばらく食べているうちに、すっかり若々しいフルーツの食感のとりこになってしまいました。

今回はそんなマチューについて紹介します。

マチュー(ម្ជូរ)ってなに?

マチューはクメール語で「酸っぱい」という意味の言葉です。

ちなみに「サムロー・マチュー」というカンボジアの定番スープ料理もあって、そちらも同じ「マチュー(酸っぱい)」から来ています。この記事で紹介するのはスープではなく、フルーツのスナックの方のマチューです。

特定のフルーツの名前ではなく、まだ完熟していない青くて酸っぱいフルーツを、塩と唐辛子のタレにつけて食べるスナック文化のことを指します。

街の至るところで屋台が出ていて、特に若い女の子たちのあいだで大人気のおやつ。学校や大学の近くにはほぼ必ずマチューの屋台があります。

なにが入ってるの?どんな味?

使われているのは、甘くなる前の固くて酸っぱいフルーツたち。

代表的なものはこのあたりです。

  • グリーンマンゴー(青マンゴー):いちばん定番。固くて酸っぱい
  • グアバ:シャキシャキ食感が最高
  • サントル:綿のような果肉で強い酸味
  • ゴーズベリー(スターグースベリー)
  • スターフルーツ(青いもの)
  • タマリンド

共通しているのは「甘くない」こと。日本でフルーツといったら甘いものが当たり前ですが、カンボジアでは「熟す前の酸っぱいうちに食べる」という文化があります。ほんのり甘い程度の素朴な味ですが、いろいろな種類のトッピングと合わさると一気においしくなるんです。

これは、マンゴーやグアバのミックス。ちょうど今5月でマンゴーがハイシーズン。通常期の青マンゴーより甘くておいしかったです。

トッピングが命。「あの粉」の正体

マチューのおいしさの秘密は、なんといっても付け合せの特性のタレ、トッピングにあります。
主なタレは3種類。「辛味・塩気・旨味・甘み」がぎゅっとなっていてどれもおいしい。

①ベルマテー(乾燥タイプ)

塩+岩砂糖+乾燥唐辛子を粗くすり潰したドライなチリソルトです。

これがいわゆる「あの粉」の正体。初めて食べたとき「この粉、旨みのかたまりじゃないか」と思いました。甘みと塩気と辛みが絶妙なバランスで、酸っぱいフルーツに絡まると最高においしい。

私のイチオシ。初めてマチューを食べるならこれが一番おすすめです。

②カピック(エビペーストタレ)

オキアミの発酵ペースト(カピ)に唐辛子と砂糖を混ぜた液体タイプ。旨みが深くなります。匂いは独特ですが、慣れるとクセになります。

③プラホックベース(魚の発酵ペーストタレ)

カンボジア伝統の魚発酵ペースト(プラホック)をベースにしたタレ。最も旨みが深いですが、かなり個性的な香りです。

新鮮フルーツ vs 漬物フルーツ、どっちが好き?

マチューには2つのスタイルがあります。

新鮮カットフルーツ(スラッ)漬物フルーツ(トラム)
クメール語ម្ជូរស្រស់ម្ជូរត្រាំ
英語表記Machu SrosMachu Tram
特徴その場でカットしたてのフルーツをタレにつけて食べる塩やスパイスで漬け込んである。屋台では瓶詰めで販売
食感コリコリ・シャキシャキ・みずみずしいしっかり味が染み込んでいる

私は断然、新鮮フルーツのほうが好きです。

甘くない、素朴な味。シャキシャキとした食感。ただの若いフルーツといえばそうなのですが、それがあの粉と合わさったとき「これだ!」となる感じ。とにかくやめられない。ちなみに私は個人的に漬物の方はあまり好きではありません笑

友だちいわく、現地の若い女の子たちもこの新鮮フルーツ派が多いそうです。暑いカンボジアで、冷えた青いフルーツをコリコリつまむ感覚は、ほかに替えられないおいしさがあります。

プノンペンでマチューを食べるなら

屋台はプノンペン中のあちこちにあります。特に見つけやすいのはこのあたり。

◎ リバーサイド(シスワット・キー) 王宮近くの川沿い。夕方〜夜にたくさんの屋台が並びます。ガラスケースを指差しで選べるので観光客にも入りやすいです。

◎ 高校・大学の周辺 「M’ju Santhormuk」「M’ju Sisowath」など学校の近くに有名な専門店が集まっています。

◎ Foodpanda / Grab でデリバリー ホテルにいながら注文できます。アプリで「Machu Sros」または「ម្ជូរ」と検索すると出てきます。

👉 相場は袋いっぱいで$1.5〜2ほど。安い!

屋台での注文の仕方

友だちはこんな感じで注文していました。

  1. ガラスケースの中のフルーツを指差して選ぶ
  2. タレを選ぶ ※最初はチリソルトがおすすめ
  3. 辛さを伝える。辛くしたくないときは 「オッ・ハル」 と言えばOKらしい。

その場で新鮮なフルーツを一口サイズにカットして袋に入れてくれます。

町中のマチューの屋台はガラスワゴンにそのままフルーツ乗せていて、正直私は衛生的に受け付けられないのですが、ショッピングモールの中の屋台なんかだと比較的衛生的に売られているものもあってハードルが低いです。

これはChip Mong 271 Mega Mallというショッピングモール内で食べたパパイヤのマチュー。

調べるときのキーワード

現地やSNSで探すときに役立つキーワードをまとめました。「マチュー」って検索してもフルーツの方の情報が全然なく、家庭料理のスープの「サムロー・マチュー・ロムチョン」の方しかヒットしなくて。英語で“Cambodian Sour Fruit Salad” または “Green Fruit with Chili Salt” と検索したほうがよりお多くの情報が出てきます。

用途キーワード
クメール文字ម្ជូរស្រស់(生のフルーツのマチュー)/ ម្ជូរត្រាំ(マチュー・トラム:果物のピクルス・漬物の意味)
英語表記Machu Sros / Cambodian sour fruit

例えばフードデリバリーのGrab やFoodpanda検索では、「ម្ជូរស្រស់」(生のフルーツのマチュー)とクメール語表記のまま検索するとヒットします。

ちなみに、私の好みの問題ですが、「Mixed Fresh Sour Fruit」や「Mixed Sliced Sour Fruit」の方を選ぶようにしています。うっかり「pickled Mango」などを選んでしまうとクセの強い漬物が届いてしまいますから。

まとめ

カンボジアはフルーツ好きにとってたまらない国です。日本ではあらゆるフルーツが高くて気軽に食べられないけれど、ここでは新鮮なフルーツが安くてお腹いっぱい食べられる。

そのカンボジアで、さらに独特の「酸っぱいフルーツをタレで食べる」文化をしってからすっかりハマってしまった私。

コリコリ、サクサク、シャキシャキ。甘くない、素朴な味のフルーツに旨みたっぷりのチリソルトが絡まる感じ。一度食べると、やめられなくなります。

フルーツ好きの方はカンボジアに来たら、ぜひ一度試してみてください。

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