メデジンから日帰りグアタペ|悪魔の岩を登って、カラフルすぎる村を歩いた話

世界一周

ボゴタからグアタペに行くためにメデジンに飛んできた。ちょっとハードスケジュールだったけど、メデジンから日帰りでグアタペとペニョール岩をどっちもまわってきた。

メデジンから出発

メデジン北バスターミナル(Terminal del Norte)からグアタペ行きのバスが出ている。午前中に乗り込んで、約2時間。渋滞状況によって多少前後するけど、昼前にはペニョール岩のふもとに着ける。チケットはターミナルの窓口で購入できる。

誰も英語が通じずチケットを買うにもバス乗り場に行くのもひと苦労だった。行きのバスでひたすらスペイン語の単語を覚える。ここの地域の人はカンタンな英単語さえ知らない。

バスの移動もつぎつぎ売り子が入ってきたりしてなかなかにおもしろかった。

ペニョール岩に到着

バスを降りたら、さっそく岩とご対面。

でかい。

ただでさえ高い標高にさらに上へと突き出した岩のかたまり。岩というより山みたい。

ピエドラ・デル・ペニョールは「悪魔の岩」「悪魔のタワー」とも呼ばれている。垂直に切り立った岩肌は、かつて人を寄せつけなかった。古くから先住民には聖地としてあがめられ、おそれられ、うやまわれてきた存在らしい。

ふもとにはレストランやみやげもの屋、観光施設が並んでいて、すでに人でにぎわっていた。

入場チケットは売り場で購入する。現金のみ。入場料はCOP20,000。

案内板で基本情報をインプット。岩の高さ220m、標高2,135m、はじめて登頂されたのは1954年7月16日……え、いがいと最近じゃん。

いざ、登山開始

看板をくぐると、目の前に階段が現れる。ジグザグに折り返しながら、岩肌にへばりつくように上へ上へと続いていく。見上げると、てっぺんが見えない。

段数は700段超え。数字で聞いてもぴんとこなかったけど、実際に前に立つと、なんとなくわかる。これはきつい。でも登るしかない。

階段は意外としっかり整備されていて、手すりもある。登りと下りで別ルートに分かれているので、すれ違いがそれほど激しくない。途中に数か所、休けいできるスポットもある。

標高が高いせいか、息がすぐ切れる。

頂上からの景色

頂上からの絶景におどろいた。

うつくしい水色の湖に緑の島があちこちに浮かぶ。どこまでが空でどこからが湖なのか、境目がぼやけていく。かすみがかった遠くの山の深い青と日差しを浴びてきらきらした手前の緑、そして無数の色を持つ湖。

こんな景色、見たことがなかった。

人生でいちばんきれいな景色かもしれない、とそのとき思った。大げさじゃなく、ほんとうにそう思った。ここまで登ってきた700段が、十分すぎるくらいに報われる景色だった。

ダムの建設によってできた湖だということは、あとで知った。そんなことは関係なかった。目の前にあるのは、ただひたすらにうつくしいものだった。

頂上近くにテラスとバーがあって、飲みものや軽食を売っている。値段はふもとより少し高め。観光客でにぎわっていた。

岩の全景

だいたい1時間くらいでのぼって、おりてこれた。

下山してから、あらためて岩の全体を見上げた。下から見たらただのイカつい岩に、ほそい階段がジグザグにささった感じ。やっぱり上からあんなすごい景色が見えるとは思えない。

岩から降りて一服

下山して、ひと息ついた。

ふもとのお店で、大きな鉄板でガチそうに焼いているものが目に入って、つられて入ってみた。出てきたのはコロンビアのとうもろこし粉パンケーキにチーズをたっぷりはさんだもの、アレパ・デ・チョクロ。袋から取り出したら、チーズがとろっと糸を引いた。できたてで香ばしいパン生地に熱々のチーズはたまらない。COP7,000(約224円)。大当たりだった。

おいしすぎて写真とるのを忘れていた。

グアタペ村へ

ペニョール岩からグアタペ村への移動は、トゥクトゥクにて。運転手は陽気なおじさんで楽しい移動だった。

ペニョール岩の混雑とは打って変わって、グアタペ村も観光客でにぎわっていた。そしてとにかく、カラフルだった。

カラフルすぎる村

石だたみの通りの両側に、カラフルな建物がずらりと並んでいる。かわいいがあふれていてワクワク感がとまらなかった。

路地に入ると、頭上いっぱいに傘がひろがるストリートがあらわれる。かわいい。

2階のバルコニーからも見下ろす。

ソカロ(外壁装飾)の文化

グアタペには「ソカロ」という独自の文化がある。家の外壁の下半分に、カラフルなレリーフ(浮き彫り)をほどこす習慣で、動物、花、乗りもの、人物など、モチーフはさまざまだ。この文化がグアタペを世界的に有名なカラフルな村にした。

有名な広場に出た。

階段の側面いっぱいにソカロが並んでいる。青、黄色、緑のストライプに、蝶、帽子、ヨット、花。段ごとにモチーフが違う。

広場を囲む建物も、全部カラフル。パステルカラーの壁、木のバルコニー、カフェやレストランのテーブル。

近くでマンゴーフラッペを飲んでみた。塩味があって、新感覚でおいしい。日本で飲む甘いだけのフラッペより、ずっと好きかもしれない。値段は30,000cop、豪華だったけどちょっと高かった。

路地の角には小さな陶器の噴水があって、まわりに人形が飾られている。水色とピンクとイエローの壁が続く路地に、ぽんとある噴水が、なんかいいな、と思った。

少し奥まった路地に入ると、人が少なくてほっとする。石だたみの道、カラフルな建もの、古びた街灯。この路地は観光客があまり来ないのか、静かで落ち着いていた。

湖畔へ

村のはずれに出ると、湖があった。岩の上から見ていた、あの湖だ。

ボートがいくつも並んでいて、観光客向けのクルーズも出ているらしい。水の色は、上から見るより落ちついた色。

教会をのぞく

広場にふたつの塔にゆりの花のモチーフのかわいい教会があらわれる。グアタペ村の中心にある「Iglesia de Nuestra Señora del Carmen de Guatapé(グアタペのカルメンの聖母教会)」。

中は木造で、外のカラフルさとはまったく違う落ちついた空間だった。

グアタペはとにかく混んでいた

グアタペ、混みすぎた。写真が全然撮れない。むかつく。グアタペにホテルを取ればよかった。そしたら早朝に写真が撮れたのに。

傘のアーケードなんて、人を抜いて撮るのがやっとだった。このカラフルな村を人のいない時間帯に歩くには、前泊か後泊するしかない。グアタペに宿を取って、朝いちばんで撮り歩くのがいちばんいいと思った。

帰りのバス

こじんまりとしたバスターミナルでメデジンに戻るバスのチケットを買った。

帰りのバスは渋滞にハマった。ガタガタのボコボコ道に止まらない渋滞。18時30分にはもう真っ暗なのに、バスはぜんぜん動かない。

バス停に着いてからホテルに帰るまでの道が怖かった。真っ暗な夜道をひとりで歩くのは、さすがに緊張した。何もないけれどコロンビアの夜道というだけで背筋が伸びる。

グアタペ日帰りの基本情報

メデジンからのアクセス メデジン・北バスターミナル(Terminal del Norte)からグアタペ行きのバスが出ている。所要約2時間。

ペニョール岩

  • 入場料:COP20,000(2022年夏)。現金のみ
  • 段数:700段超え
  • 営業時間:毎日8:00〜17:00
  • 所要時間目安:ひとりでサクサクいって約60分
  • 頂上付近にバー・売店あり(飲食は割高)

グアタペ村へのアクセス ペニョール岩からグアタペ村へはバスかトゥクトゥクか乗合のコレクティーボ。

注意点

  • 帰りのバスは渋滞しやすいため、よゆうを持ったスケジュールで
  • 週末や祝日は非常に混雑する。村内の写真を人なしで撮りたい場合は前泊がおすすめ
  • グアタペ村は観光地化されていて、物価はメデジンより少し高め

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