クアラルンプール2泊3日弾丸旅行記|マラッカ日帰り&バトゥ洞窟まで欲ばりすぎた旅の全記録

海外旅行

マレーシアといえば、近くて、安くて、なんでもある場所。日本からも東南アジアの国々からも気軽に行けるのがいいですよね。

今回は2泊3日という弾丸スケジュールで精いっぱい楽しんできました。クアラルンプールを拠点に、マラッカへの日帰り旅行、そしてバトゥ洞窟まで欲ばりすぎるくらい詰め込んだ旅程です。

「ゆっくり楽しんだ」とは言いがたい忙しさでしたが、その慌ただしさも含めて、この街の魅力をたっぷり感じた3日間になりました。これからマレーシア弾丸旅行を考えている方に、少しでも参考になればうれしいです。

旅程まとめ

日程内容
1日目KLIA着 → KLIAエクスプレスで市内へ → スルタン・アブドゥル・サマド・ビル → セントラルマーケット → チャイナタウン → ジャランアロー夜市
2日目TBSバスターミナルよりマラッカ日帰り → 夜はジャランアローでナイトライフ体験
3日目バトゥ洞窟 → ミーゴレンでランチ → マッサージ → 空港へ

1日目:街歩き

空港からKLセントラルへ|KLIAエクスプレスが快適

クアラルンプール国際空港(KLIA)に到着してすぐに市内のホテルへ。空港から中心へのアクセスばつぐん。KLIAエクスプレスに乗れば、約30分でKLセントラル駅まで直行できます。渋滞なし、乗り換えなし。荷物スペースもたっぷりあってストレスフリー。

KLIAエクスプレス基本情報(参考:KLIA Ekspres公式サイト

  • 料金:大人片道RM55、往復RM100/子ども(6〜15歳)片道RM25
  • 所要時間:KLセントラル〜KLIA T1 約30分
  • 運行間隔:終日20分ごと(毎日・祝日含む)

市内はグラブがつかまらない問題

ホテルにチェックインして観光に出ようとしたところで、早速のトラップ。マレーシアのグラブ(Grab)がぜんぜんつかまらないんです。アプリでリクエストしても、なかなかドライバーがマッチしない。たまに「キャンセルします」という通知が来ることも。

つかまったとしても、渋滞していて20分くらい待たされる。電車があるのになんでこんなに道が混むの?と思いながら地図を見ると、まあそれはそれで電車の路線に乗り換えが多かったりして。結局車がラクなんでしょうね。

スルタン・アブドゥル・サマド・ビルとムルデカ広場

まず向かったのがムルデカ広場(Merdeka Square)。広大な芝生の広場に面して建つスルタン・アブドゥル・サマド・ビル(Sultan Abdul Samad Building)は、1897年にイギリス植民地時代に建てられたムーア様式の歴史的建造物で、KLの象徴といえる存在です。

赤銅色のドームと白い外壁、アーチが連なるファサード。後ろには現代的な高層ビルが並んでいて、そのコントラストがとても印象的でした。

建物の裏手に回ると、リノベーション後のきれいな石畳の広場になっています。庭にはゆっくりとした時間が流れます。ちょうどウェディングフォトを撮っている人もいました。

River of Lifeとマスジッド・ジャメ

スルタン・アブドゥル・サマド・ビルのすぐそばを流れるのが、クランゴン川とゴンバック川の合流地点。ここには「River of Life(リバー・オブ・ライフ)」という整備された遊歩道があって、川沿いに歩くことができます。

川の向こうには白い尖塔がうつくしいマスジッド・ジャメ(Masjid Jamek)が見えます。マレーシアでもっとも古いモスクのひとつ。近代的なビル群とモスクのコンビがまたKLらしい。

セントラルマーケットでおみやげ探し

セントラルマーケット(Pasar Seni)は、おみやげの宝庫です。

入口まわりの屋外エリアはにぎやかで、アーティストのブースも出ていて、週末はとくに雰囲気があります。

建物の外の路地には花屋さんが出ていたり、アート作品や現地クリエイターのグッズも多いです。

チャイナタウン(ペタリン・ストリート)へ

セントラルマーケットから徒歩圏内にあるチャイナタウン(ペタリン・ストリート)は、KLのなかでもひときわにぎやかなエリア。頭上には赤いちょうちんが連なり、くだもの屋・雑貨屋・服屋などがひしめいています。

中国語の看板があふれ、マレーシア名産品を売る店もたくさん。観光客向けの価格設定のところもありますが、食べもの系はリーズナブルなものが多いです。

チャイナタウンのストリートアート

チャイナタウンのうらの小路にも立ち寄ってみると、壁いっぱいに描かれた大きなストリートアートがちらほら。牛車や商人、昔のKLの街並みを描いたモノクロのウォールアートも存在感ばつぐん。

KLはほんとうに街のあちこちに壁画があって、歩くたびにワクワク。

鬼仔巷(Kwai Chai Hong)

チャイナタウンでひときわ目を引く路地が「鬼仔巷(Kwai Chai Hong)」。入口に赤いちょうちんと漢字の看板、チャイナドレス姿の石像が立っていて、思わず立ち止まってしまいます。

中に入るとカラフルなランタンが無数につり下げられ、ちょと昔の上海みたいな雰囲気。

ナシレマでお腹いっぱい|わずか636円

観光で歩いてお腹が空いたところで、ローカルな食堂に入りました。注文したのはナシレマ。

ナシレマはマレーシアの国民食で、ココナッツミルク風味のご飯に、サンバル・煮干し・ピーナッツ・きゅうり・ゆで卵をそえたもの。ここに揚げチキンをトッピングしたら、それだけでしあわせ。

値段はRM15、日本円で636円ほど(※1RM≒42円換算)。揚げチキンつきでこの値段は安い。スパイスと香ばしさが組み合わさってとってもおいしい。

ジャランアロー夜市

夜はブキッ・ビンタンのジャランアロー(Jalan Alor)へ。

この日は雨だったのでフルーツカップだけ手に入れてホテルへ。マンゴー・スイカ・ドラゴンフルーツなど南国フルーツを楽しみました。

翌朝6時に通りを歩いたら、まだそこそこ人がいました。一晩中過ごしていた人たちがいたんだろうなと思います。

2日目:マラッカ日帰り弾丸旅|渋滞地獄の洗礼もあり

TBSバスターミナルからマラッカへ

朝早起きしてTBS(Terminal Bersepadu Selatan)バスターミナルへ。TBSはBandar Tasik Selatan駅に直結していて、KLIAトランジットやLRTでアクセスできます。

6時ごろの時点で、メインロビーのコンビニと食堂はもうあいていました。Grabを使う場合は「3階メインロビー行き」に設定しておくとスムーズです。バスターミナルのWi-Fiは遅いけどつながります。

クアラルンプール↔マラッカ バス情報

  • TBSバスターミナル発 → マラッカセントラル着
  • 所要時間:約2〜3時間(渋滞次第)
  • 料金:RM11〜17程度
  • 本数:約30分に1本(各社)

事前に予約サイトで往復分のチケットを取っていたのですが、カウンターでQRコードを発行するのに別途RM2かかりました。しかも復路は予定より早く帰ることになったので結局当日購入に。当日購入でも1本あたり30分間隔で気軽に乗れるし、RM15.10で値段も悪くなかったです。

Heeren Kopitiamで朝ごはん

マラッカに到着後、Grabで市内へ移動してまず向かったのは「Heeren Kopitiam」。ヒーレン・ストリートにある老舗コーヒーショップで、昔ながらの内装が落ち着く雰囲気です。

注文したのはコーヒーとカヤトースト。香ばしく焼いたトーストにカヤジャムとバターをたっぷり。ほっとひといき。ゆっくりした朝時間が過ごせました。

オランダ広場で時間を感じる

10:30ごろ、オランダ広場(Dutch Square)へ。マラッカの歴史地区のシンボルとも言えるエリアで、赤いオランダ植民地時代の建築物が並んでいます。

ちなみに午後になると、午前中の落ち着いた広場の空気とは変わってボードゲームのイベントをやっていました。広場全体がお祭りのような雰囲気。

広場には名物のカラフルなトライショー(自転車タクシー)。でもこのトライショーと世界遺産の街並みとの相性がどうも気になる。 冷静に考えて変ですよね?笑 キャラクターのぬいぐるみや電飾でデコレーションされた派手な乗り物が並んでいて、歴史的な街の空気を壊しているように感じてしまって笑

クライスト・チャーチの静かな内部へ

広場にあるクライスト・チャーチ(Christ Church Melaka)にも立ち寄りました。1753年に建てられたプロテスタント教会で、マラッカを代表する歴史的建造物のひとつです。

外観は赤いレンガ造りで存在感がありますが、内部に入ると打って変わって静かで落ち着いた空間が広がっていました。白い壁と木製の梁、古い長イス、ステンドグラスの光。歴史の重みをひっそりと感じる心おちつく場所でした。

ア・ファモサ砦跡|丘の上から街を一望

オランダ広場から徒歩5分ほどのところにある「ア・ファモサ(A’Famosa)」は、16世紀にポルトガル人が建設した要塞の跡。

城門のそばには大砲がいくつか残っていて、かつてここが海峡を守る要所だったことが伝わってきます。

セント・ポール教会跡|廃墟の迫力と眺望

ア・ファモサの丘の上には、セント・ポール教会(St. Paul’s Church)の廃墟も残っています。1521年にポルトガル人が建てたこの教会は、現在は屋根がなく、風雨にさらされた石壁だけが残っている状態です。

でも、それがまたすごい迫力で。石壁には古い紋章が刻まれた墓石がずらりと並んでいて、ヨーロッパ人が数百年前にこの地に刻んだ歴史の重さをじかに感じることができます。

丘の上から見渡すと、マラッカの街とマラッカタワー、その向こうにマラッカ海峡が広がる絶景が見られました。青い空に廃墟の石壁、遠くには船が浮かぶ海。なんだか、歴史とともに時間が止まっているような感覚になりました。

ジョンカーストリートとヒーレン・ストリートをぶらり

マラッカ観光のメイン通りといえばジョンカー・ストリート(Jonker Walk)。プラナカン(華人とマレー人の混血文化)様式の建物が並ぶ旧市街の中心で、雑貨屋・カフェ・ギャラリー・おみやげ屋がひしめいています。

ヒーレン・ストリートを歩くと、鮮やかな植物文様がタイルのように施されたプラナカン建築がずらりと並んでいます。黄色・緑・白の組み合わせがとくに鮮やかで、思わず足を止めて撮り歩きをしたくなる通りでした。

ただ、昼間から車と人がぐちゃぐちゃに混在していて、かなりストレスフルでした。金・土・日の17:30以降は歩行者天国になり屋台も出るらしいですが、個人的には「終日歩行者天国にしてほしい……」と強く思いました。道がつまりまくっていて、環境的にも観光体験的にもかなりしんどかったです。

個性的な銅像たちもマラッカの味

ジョンカーストリートを歩いていると、広場のような屋外スペースに個性的な銅像が現れました。「Datuk Wira Dr. Gan Boon Leong」という、Mr. Universe、Mr. Asiaなど数々の称号をもつマレーシア出身のボディビルダーを称えた像です。ポーズをとった筋肉質なブロンズ像と、その横に立つ水牛の像の変なコラボ。

ジョンカーストリートでおみやげ探し

おみやげ店もたくさんあって、マレーシアの伝統的な木製グッズがよく目につく。木彫りのマッサージスティック・足つぼマット・ヘアピン……手触りのいい天然木のものがたくさんあって、おみやげとして持ち帰りやすいサイズ感が気に入りました。

Peranakan Place Signatureでニョニャラクサを

マラッカでのランチは「Peranakan Place Signature @ Heeren Street」へ。プラナカン建築の建物の中にあるレストラン。

プラナカン文化の華やかさがそのまま内装になっていて、食事をしながらミュージアムにいるような気分を味わえます。

店員さんの接客もとても親切で、丁寧に気づかってくれました。

注文したのはニョニャラクサ(Nyonya Laksa)。プラナカン文化の代表料理で、ガランガル・レモングラス・ターメリックなどのスパイスをたっぷり使ったクリーミーなスープが特徴です。ふわっとコクのあるスープを麺と一緒にすすると、口の中にうまみが広がって……エビもぷりっとしていて最高……ラクサはほんとうに大好きで、ここのは特においしかったです。

マラッカ川でのんびりリバーウォーク

ランチのあと、リバーサイドをのんびり散策しました。マラッカ川沿いは遊歩道が整備されています。ホップオン・ホップオフのリバークルーズも出ていて、ボートから見る街並みもよさそうでした。

カラフルな路地と壁画が続く旧市街

ぶらぶらしていると、カラフルなポップアートの壁画が描かれた路地がちょこちょこ現れてとってもかわいいです。

こういう路地裏の景色がほんとうにたまらなく大好き。

マラッカ海峡モスクで一息

入場料RM5でヒジャブを借りて、マラッカ海峡モスク(Masjid Selat Melaka)へ向かいました。

このモスクは、海の上に建てられているように見える独特の立地。金色のドームと白い外壁が青空に映えて立派な建物でした。

内部では地元の方々がお祈りをしていました。緑のカーペットに白い壁、大きなドームの天井。とても静かで穏やかな空間で、礼拝の場所に足を踏み入れさせていただいた緊張感と、不思議な安らぎが同時にありました。

外に出ると、対岸から見るモスクはさらにうつくしかったです。マラッカ海峡の穏やかな水面に浮かぶように立つ白い建物のコントラストがすてき。

帰りのバスが地獄の渋滞に

17:30発のバスに乗ったのですが、出発は17:58に遅れました。そして帰り道が想像を超えた渋滞で、本来2時間で着くところが3時間半かかりました。途中、1時間半ほどほとんど動かない状態が続いて、さすがにしんどかったです。

マラッカへの日帰り旅は十分楽しめますが、帰りは渋滞を見込んで余裕を持ったスケジュールにしておいたほうがいいです。特に週末の夕方〜夜は激混みです。

今夜もジャランアローへ|クアラルンプールは眠らない街

帰りのバスでぐったりして、遅くKLに戻ってきました。23時を過ぎても通りは人でいっぱいで、音楽があふれています。

ジャランアローはまだまだにぎやかで、テラス席はほぼ埋まり、人気の屋台には行列。

テラス席に滑り込んで屋台飯を楽しむ。屋台の明かりとにぎわいが通り全体を包み東南アジアの熱狂を感じるとてもいい景色。渋滞地獄の帰り道がなんとなく報われた夜でした。

手袋をはめてドリアンをむしゃむしゃ食べている人がいたり、顔を赤らめて楽しそうにビールを飲んでいる人がいたり。周辺のクラブやバーも大盛り上がりで、朝5時ごろまでうるさい笑 

KLは、夜が本番の街です。

3日目:バトゥ洞窟から空港へ

マイナールートでKampung Batuへ

朝、バトゥ洞窟を目指して電車に乗ったのですが、Googleマップの推奨ルートをたどると乗り換え駅の「Kampung Batu」に着いてしまいました。観光客がまったくいなくて、正直かなり不安でした。

しかもいろいろと電車を間違えて乗り換え接続の悪い時間に。次の電車まで40分ほどあったので、駅近くのローカルなデリ(自分でおかずを選ぶタイプの食堂)で朝ごはん。

朝からジャンキーな中華系のおかずをがっつり食べました。バトゥ洞窟の階段に備えて、しっかりエネルギー補給。

みんながよく使うルートはKLセントラルからKTMコミューター(クラン港線)に乗って直接バトゥ・ケーブ駅へ向かうルートらしいです。KLセントラルスタートにしたほうが無難です。

バトゥ洞窟へのアクセス

  • KLセントラル駅 → Batu Caves駅(KTMコミューター クラン港線)
  • 所要時間:約26〜30分
  • 料金:片道RM2(約84円)※クレジットのタッチ決済使えます!
  • 運行間隔:約30分(本数は少なめ)
  • 駅から洞窟まで徒歩約6分

バトゥ洞窟|ムルガン神像の圧倒的な存在感

駅から徒歩数分で、いきなり目の前に現れる43メートルの金色のムルガン神像。写真で見ていましたが、実物は想像以上に大きかったです。石灰岩の岩山を背景にそびえ立つ姿は、なかなかの迫力です。

像の横には272段のカラフルな階段。虹色に塗られていて、遠くから見るととても映えます。「大変そう」と思って覚悟していましたが、実際に登ってみると大したことなかったです。最初のカラフルな階段を登りきると、そのあとも少し登るくらいです。

ヒンドゥー教徒の方たちは裸足でそのまま階段を登っていきます。

サルがたくさんいるので、食べものを持っていると狙われます。要注意です。

洞窟内部へ|岩壁と神殿の神秘的な空間

階段を登りきって洞窟に入ると、まったく別世界が広がっていました。天井から差し込む自然光の中に、色鮮やかなヒンドゥー神殿がそびえています。

岩壁は何十メートルもの高さで、圧倒的なスケール感。

神殿の前では参拝者がお祈り。非日常感と生きた信仰の場の空気が混ざり合っていて、ただの観光地ではない深みを感じました。

バトゥ洞窟を終えて、ミーゴレンでランチ

観光後のランチはミーゴレンを食べました。ミーゴレンはマレーシアの定番ソウルフードで、黄色い細麺や米麺を甘辛のソースで炒め、もやし・卵・豆腐などが入った満足感のあるひと皿でした。

空港前に30分マッサージ

飛行機に乗る前に、ジャランアロー近くのマッサージ店へ。30分だけ全身マッサージをお願いしました。

2日分の歩き疲れが一気にほぐれていく感覚。疲れた足と背中に効きました。30分じゃ物足りない!笑 KLはマッサージの値段が手頃なので、帰りの空港前に立ち寄るのはほんとうにおすすめ。RM40〜50で30分ほどのコースが受けられるところが多いです。

KL弾丸2泊3日を終えて

2泊3日でクアラルンプール+マラッカ日帰り+バトゥ洞窟まで詰め込んだ旅でした。

正直もう少しゆっくりしたかったという気持ちも大いにありつつ。特にマラッカは1日では足りなかったし、KL市内もまだまだ見ていない場所がたくさんあります。

ご飯がおいしい、物価が安い、夜が長いのが特にマレーシアの楽しみどころですね。

次はゆっくりペナンあたりにも行ってみたいなと思います。

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