【2026年最新】クメール正月はいつ?日程・場所・楽しみ方をプノンペン在住者が解説

アジア

「クメール正月ってそもそも何?」
「2026年はいつ、どこで開催されるの?」

そんな疑問に答えるべく、プノンペン在住の私が2026年のクメール正月情報をまるごとまとめてみました。クメール正月の基本知識から2026年の会場情報まで、ぜひチェックしてみてください。

・クメール正月の公式期間は4月13日〜15日の3日間
・プノンペンで「ノコール・サンクランタ」という大型イベントが4月14日〜19日の6日間開催
・ワット・プノン周辺〜リバーサイドにかけて、20箇所以上のイベント会場が設置される
・伝統舞踊・武術・民族ゲーム・フードフェスまで毎日14時〜21時半まで楽しめる
・天使歓迎式典やパレードなど、日ごとにスペシャルプログラムあり

そもそもクメール正月って何?

カンボジアには正月が年に3回あります。
1月1日の国際新年、2月の春節(中国の正月)、そして4月のクメール正月です。

この中でカンボジア人がいちばん大切にしているのが、4月のクメール正月。正式名称は「チョール・チュナム・トメイ(Chaul Chnam Thmey)」、クメール語で「新年の到来」を意味します。

起源は農業と深く結びついていて、収穫期の終わりと雨季の始まりを祝う行事として数百年にわたって受け継がれてきました。毎年4月13〜16日前後に3日間にわたって祝われます。

カンボジア人にとっては、帰省して家族親戚がみんな集まって過ごす期間のようです。

3日間それぞれに意味がある

1日目:モハ・サンクラン(旧年を送る日)

天から新しい守護の天使(テヴァダー)が地上に降りてくる日。各家庭では家の掃除をして清め、玄関先に祭壇を設けます。ろうそくとお香を焚き、果物や花をお供えして天使を迎えます。

2日目:ウォナ・バット(感謝と奉仕の日)

家族で寺院を訪れ、お坊さんに食べ物や果物を奉納する日。「与えること」がテーマで、貧しい人々への寄付や動物の放生なども行われます。

3日目:タンガイ・レアーン・サック(新年の始まりの日)

早朝から僧侶たちへの托鉢(たくはつ)と呼ばれる儀式が行われます。仏像を清めの水で洗い、年長者の体を水で清める儀式が各家庭・寺院で行われます。これが「水かけ文化」の本来の姿です。

2026年のクメール正月はいつ?日程まとめ

2026年のクメール正月の公式日程は4月13日(月)〜15日(水)の3日間

そして今年のいちばん大きなポイントがここ。プノンペンでは「ノコール・サンクランタ」という公式イベントが4月14日〜19日の6日間開催されます。

2026年プノンペン「ノコール・サンクランタ」詳細ガイド

カンボジアの観光省が公表した「ノコール・サンクランタ」イベントのマップ。
こちらを基に解説していきます。会場のインフォメーションでも配布されています。

毎日開催のプログラム(14:00〜21:30)

毎日開催のプログラムは地図上の赤いピンが立っているところで楽しめます。

ワット・プノン周辺の「カルチャービレッジ」エリアが中心です。
以下のコンテンツが6日間毎日楽しめます。

  • 🏘️ カルチャービレッジ:カンボジア各地の伝統文化・工芸品の展示
  • 🥳 伝統フォークゲーム:綱引き、コマ回し、スカーフ投げなど
  • 💃 古典・伝統・フォークダンス:宮廷舞踊アプサラからロムヴォンまで。
  • 🥋 古代クメール武術(ボカトール):カンボジア古来の格闘技のデモンストレーション
  • 🌸 スオン・モニ・ハラテイ&エキスポ:伝統庭園と博覧会。
  • ♟️ オウク・チャクトラン(クメール将棋)トーナメント:チェスに似たカンボジア独自のゲーム
  • 🥁 伝統ハンドドラム音楽&混合芸術パフォーマンス
  • 🍲 フード展示:カンポット、バッタンバン、クラチェなど各地方の郷土料理が集結。
  • 🎶 新年フォーク音楽ライブ:ワット・プノン周辺で連日開催

日付別スペシャルプログラム

日がわりのプログラムは地図上の青いピンが立っているところで開催されます。

4月14日(火)
  • 10:48 テヴァダー(天使)歓迎式典 
  • 17:00〜18:00 ロムヴォン(フォークダンス)
  • 17:00〜18:00 ノコール・サンクランタ綱引き大会
  • 18:30〜21:30 古典舞踊劇「プレアー・デヴィー・チャンバン」
4月15日(水)
  • 9:30 托鉢(たくはつ)&ヴァスカ・チャリャ仏像清め儀式
  • 18:00〜19:00 ノコール・サンクランタ・パレード(独立記念塔周辺)
  • 18:00〜21:30 ラコーン・イケー劇「ネアック・タ・クレアン・ムアン」
4月16日(木)
  • 14:20 仏像パレード&スラン・プレアー儀式
  • 18:00〜19:00 古代クメール武術デモ
  • 16:30〜21:30 スベック・トム影絵劇「チャンバン・インドラジット」
4月17日(金)
  • 18:30〜20:00 古代クメール武術
  • 18:30〜21:30 ラコーン・エイプ劇「プレアー・チャン・コン」
  • 20:00〜21:00 ロムヴォン(フォークダンス)
4月18日(土)
  • 16:00〜17:30 伝統ゲーム特別大会
  • 18:00〜19:30 ノコール・サンクランタ・パレード
  • 18:30〜21:30 コンテンポラリーアートパフォーマンス
4月19日(日)
  • 16:30〜 巨大クメールチェス・トーナメント決勝
  • 17:00〜18:00 ノコール・サンクランタ綱引き決勝
  • 18:00〜21:30 ラコーン・バサック劇「チュブ・サネーヤー・ヨン・チャオ・ペアン」
  • 20:00〜21:30 ロムヴォン(フォークダンス)フィナーレ

【会場別】どこに行けばいい?在住者が全部まとめた

公式マップを見ると、今年のイベントエリアはワット・プノン〜チャクトムック・ウォークストリート〜王宮周辺〜独立記念塔〜バサック・レーンまで、プノンペン中心部を縦断する形になっています。メイン会場は徒歩圏内にまとまっているので、1日で複数エリアを回ることも十分可能◎

① ワット・プノン(メイン会場)

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プノンペンという街の名前の由来にもなった小高い丘の上に建つ寺院で、今年のノコール・サンクランタの最重要会場です。4月14日10時45分の天使歓迎式典がここで行われます。午前中は宗教的な雰囲気が強く、地元の人たちが静かにお参りしています。

午後から伝統ゲームやダンスが盛り上がります。18時以降は多くの人が集まります。

② プノンペン・ナイトマーケット

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シソワット・キー沿いのリバーサイドに位置する夜市。毎日17時〜23時営業で、クメール正月期間中はいつもより規模が拡大します。ゴザの上で屋台フードを食べるスタイル。

③ チャクトムック・ウォークストリート

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王宮北側のリバーサイドに位置するウォークストリート。今年のノコール・サンクランタでは伝統ハンドドラム音楽と混合芸術パフォーマンスの会場として使用されます。川沿いの夜風を感じながら観覧できる最高のロケーションです。普段は週末のみの開放ですが、正月期間は連日にぎわいます。

④ ワット・ウナロム

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カンボジア仏教の総本山。チャクトムック・ウォークストリートのすぐ隣に位置しています。正月期間中は早朝から信者が詰めかけます。観光地化されすぎておらず、地元の人たちの本物の信仰の場を感じられる場所。

⑤ 王宮周辺

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今年のノコール・サンクランタマップでは、王宮周辺に「アート・フォー・リバー」という展示エリアが設けられています。歴史的な建築物と現代アートが融合した空間になりそうです。

⑥ 独立記念塔(パレードルート)

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プノンペン中心部のシンボルで、4月15日と18日のパレードルート。仏像を乗せた山車や伝統衣装をまとった踊り手たちが周囲を通過します。夕方18時〜19時頃がパレードの時間帯です。個人的には車やトゥクトゥクで通りがかる程度でいいかなあと。

⑦ バサック・レーン

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外国人在住者に人気のバーストリート。夜、涼みながら一杯飲む場所としておすすめです。
ただ、クメール正月中はお店が閉まっているお店も。4月16日の18時頃に見に行ったところ、元気に営業していたのは全体の3割程度。

こちらも水でっぽうを持った子どもたちがちょこちょこいます。

⑧ トゥール・トンポン市場周辺

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マップの南端エリア。他の会場から少し離れていますが、正月期間中は周辺道路がにぎやかになります。普段はトゥール・トンポンマーケット(別名:ロシアンマーケット)と呼ばれるローカル市場で知られるエリアで、ローカルの生活感が残る雰囲気が好きな場所のひとつです。

はじめてのクメール正月の注意点

暑さ対策は命がけで

4月のカンボジアは年間で最も暑い時期です。日中は35〜38℃を超えることもめずらしくありません。どこもかしこも盛り上がるのは夜から。地元の人も昼間は出かけないようです。

  • 日焼け止めSPF50以上・帽子・速乾性の服は必須
  • 経口補水液を1〜2本バッグに入れておく(ココナッツジュースもおすすめ!)
  • 日中(12時〜16時)はカフェや商業施設で休憩して、朝と夕方に動くのが正解

正直、日中に外を歩き続けるのは体力を奪われます。かしこく休みながら動くのが、クメール正月を楽しむコツです。

スマホ・貴重品の防水対策

ワット・プノン周辺やトゥール・トンポン市場周辺など、場所によっては水かけに巻き込まれる可能性があります。子どもたちが容赦なく水でっぽうやらホースやらで水をぶちまけてきます。念のため防水対策を。

  • 防水スマホケース
  • パスポートなど大事なものは防水ポーチに入れる

水かけに参加する方は「濡れてもいい服」に着替えてから全力で参戦するのがおすすめ。
ローカルマーケットで3ドルくらいのTシャツも売っています。

白いパウダーについて

街中で白いパウダーを顔や体に塗りつけてくる人がいます。これはベビーパウダーで、旧年の厄を払い新年の福を呼ぶ祝福の意味があります。全力で参加するか、イヤな方は塗られそうになったら断る。ただのベビーパウダならいいのですが、色付きやお酒に浸ったものなどちょっと不快なものも…。

寺院での服装ルール

寺院を訪れる際は肩と膝を覆う服装が必須です。タンクトップ・ショートパンツでの入場は断られるので注意。肩が出る服を切る場合は大判のストールかはおれるものがあると◎

食事の確保

今年はノコール・サンクランタのフード展示が充実しているので、イベント会場に行けばまず食事には困らないはず。ただし正月3日間は街なかのローカルの食堂・市場の多くが閉店します。外国人向けのレストランは開いていますが、混んで価格も上がりやすいです。

移動手段

ワット・プノン〜リバーサイド〜王宮のエリアはほぼ徒歩で全部回れる距離なので、基本は歩きがおすすめ。政府からイベント開催のメインエリアの通行規制が発表されています。歩行者天国になるため、車やトゥクトゥクは周辺エリアまでしか入れません。そして正月期間はバスやタクシーが混雑・値上がりします。

在住者おすすめの1日の回り方の例

午前(9:00〜12:00)

まずはワット・プノンへ。午前中の静かな時間帯に参拝します。線香を買ってお参りするのがおすすめ(1本約500リエル=約15円)。4月14日なら10時45分の天使歓迎式典も見られます。

13時前後は日差しが最も強いので、一度カフェやショッピングモールで昼休みを取ると安心。

午後〜夜(16:00〜21:30)

16時ごろにカルチャービレッジエリアへ移動。フードエリアで軽く食事しながら各ブースを見て回ります。ボカトール(クメール武術)のデモも見れます。

17時ごろにチャクトムック・ウォークストリート方面へ。川沿いの夕涼みをしながら屋台をハシゴ。

18時半ごろから伝統舞踊劇やパレードを観覧。日によってプログラムが違うので、事前に興味のあるプログラムのスケジュールをチェック。

21時以降はバサック・レーンでお酒をたしなみナイトキャップ。

会場Googleマップ一覧

  1. ワット・プノン(メイン会場):地図を開く
  2. プノンペン・ナイトマーケット:地図を開く
  3. チャクトムック・ウォークストリート:地図を開く
  4. ワット・ウナロム:地図を開く
  5. 王宮周辺:地図を開く
  6. 独立記念塔(パレードルート):地図を開く
  7. バサック・レーン:地図を開く
  8. セントラルマーケット周辺:地図を開く
  9. トゥール・トンポン市場周辺:地図を開く

まとめ|2026年のクメール正月はプノンペンで決まり

今年はプノンペンの中心部にイベントごとが大集結。
ワット・プノンの荘厳な儀式から始まり、カルチャービレッジの伝統文化、拡大版リバーサイドナイトマーケット、パレード、演劇——6日間かけてカンボジアのあらゆる側面がギュッとつまっています。皆さんもぜひクメール正月をお楽しみください!

スゥスダイ・チュナム・トメイ!(新年おめでとう!)🇰🇭

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