カンボジアに来て驚いたことのひとつが、ビールの安さと種類の多さです。
価格はとても安くプノンペンでは、
- 缶ビール:0.7〜1ドル前後
- 瓶ビール:0.75〜1.5ドル前後
- レストラン:1〜5ドル前後(ハッピーアワーだと0.7ドルくらいところも)
程度で飲めることが多いです。
カンボジアは一年中暑い国なので、冷たいビールがとてもおいしく感じます。実際、カンボジアではビールがアルコール市場の約60%を占める主要な酒類。日常的に飲まれる飲みものです。
とはいえカンボジアに住みはじめた頃は、こんなことを疑問に思ったもの。
- カンボジアのビールはどんな種類がある?
- カンボジアビールのおすすめは?
- どれを飲めばいい?
そこでこの記事では、プノンペン在住の私がスーパーで買えるカンボジアビールを飲み比べて感じた特徴をまとめました。
この記事でわかること:
- カンボジアビールの特徴
- 主要ブランド
- 味の違い
- シーン別おすすめビール
せっかくならおいしいビールが飲みたいと思っている方の参考になればうれしいです。
カンボジアは実はビール大国
カンボジアは、東南アジアの中でもビール市場が急成長している国です。
近年は
- 観光客の増加
- 若い世代の消費
- 外資系ビール会社の参入
などによって市場が拡大しています。まあ、カンボジアは1年中暑く、3〜8月頃は特に昼間は30度を超える日がほとんどなので冷たいビールがとてもおいしい!そして安い!消費量もあがるわけです。
現在のビール市場は主に以下の企業が支えています。
主要ビールメーカー:
- Cambrew(Angkor Beerなど)
- Khmer Brewery(Cambodia Beer)
- Cambodia Brewery Limited(Heineken系)
これらの大手メーカーは全国の80%以上の店舗で販売されるほど広い流通網を持っています。そのため、スーパー・屋台・レストランなどどこでも簡単に安くビールを買うことができます。
実はこれあたりまえの話ではなくて、カンボジアでは自国生産があまり発達していないので国内で売られているものも輸入品が多く、あらゆる製品が割高です。そんな中、ビールは自国で作れているので安いんです。(例えば酪農なんかだと90%くらい輸入にたよっているので牛乳とかヨーグルトとか普通のスーパーだとめっちゃ高いです)
カンボジアビールの特徴
実際にいろいろ飲んで感じた特徴は、カンボジアビールはほとんどが軽いラガー中心で、味の違いはそこまで大きくないということ。
ラガーとは
- すっきりした味
- 苦味が弱い
- 軽い飲み口
のビールです。日本で主流のキンキンに冷やすと喉ごしとキレがおいしいやつです。
カンボジアでは、このラガーがビール市場の約60%を占めになっています。
暑い気候に合いますからね。
日本のビールと比べても、軽くて苦味もなくてゴクゴク飲める感じのビールが多いです。
カンボジアの代表的ビール
ここからは、スーパーでよく見かける代表的なカンボジアビールを紹介します。
Angkor Beer(アンコールビール)

カンボジアを代表するビールといえば、Angkor Beerです。
アンコールワットのロゴが描かれており、
カンボジアの国民的ビールとして知られています。
プノンペンやシェムリアップだとレストランでは定番の銘柄。
味の特徴:
- 軽いモルト感
- 穏やかな苦味
- すっきりした後味
とてもバランスが良い。クセなく万人ウケな味。見た目も分かりやすいですし、迷ったらまずはこれ、カンボジアビール初心者におすすめの1本です。
Cambodia Beer




名前の通り、カンボジアを代表するビールブランドのひとつ。
現地の人がよく飲んでいるビールで、スーパーでもコンビニでもよく見かけます。
特徴:
- 非常に軽い
- 苦味が弱い
- すっきりした味
はじめキリッとそして飲みごたえあり。暑い国で飲むにはとても合う味で、
屋台やローカルレストランでよく見かけるビールです。
辛口なコメントをすると、Cambodia Beer全般においてアルコールの雑さが感じられて、個人的には買いません。もう少しビールの旨味にこだわってもらいたいものです。レストランでは定番なのでドラフトだったら普通に飲みますが、他の選択肢があれば選びません。缶ビールは特に安っぽい味がするので絶対に選びません。
Cambodia Beerは黒ビールも展開しています。唯一買うのは黒ビール。
ヨーロッパの濃厚な黒ビールとはまるで違った、さっぱりして東南アジアの気候によくあう黒ビールでした。
Ganzberg Beer


Ganzbergはドイツ人醸造家がプロデュースしたというビール。
ヨーロッパ風のブランドイメージで販売されており、街なかでもよく広告を見かけるブランド。
特徴:
- ほんのり甘く麦の旨味が来る
- クセがない
- 苦味もない
しっかりビールの旨味がある。そして軽くて飲みやすく苦みもないので万人受けしそうな味です。個人的にけっこう好きです。しっかりと味の濃いpremiumとアルコール度数が低めで軽いsnowの2つがありますが、どちらも麦のおいしさがあります。その日の気分にあわせて選びます。
Krud Beer

Krudは比較的新しいブランド。ピルスナーはほんとうにさっぱりしていて、プレミアムと書かれたほうはちょっとフルーティーな気がしました。
特徴:
- 炭酸が強い
- すっきりした味
- 軽い飲み口
苦みがなくすっきりとしたシンプルな味で特に暑い時に飲むと爽快感があります。
Hanuman Beer


Hanumanは少しプレミアム志向のビールです。
特徴:
- モルト感が強い
- 香りが豊か
- コクがある
カンボジアビールの中では少しリッチな味だと思います。丁寧な味で東南アジア主流の薄味のビールとは一線を画す感じです。旨味がしっかりあって、個人的にいちばん好きな銘柄です。
ヨーロッパの黒ビールと比べると遥かにさっぱりとしていますが、黒ビールもうまい。普通のビールにあきてきたらHanumanの黒ビールにかえるのが私の定番です。
Anchor Beer

Anchor Beerは、カンボジアのビールブランドの中でも比較的新しい銘柄らしい。
特徴:
- 苦味が控えめ
- すっきりした後味
- 軽すぎずバランスの良い味
カンボジアビールは全体的にライトな味のものが多いですが、Anchor Beerは軽さとコクのバランスがちょうど良いタイプです。
シーン別おすすめカンボジアビール
カンボジアビールは
「どれが一番おいしい」というより
シーンによっておすすめが変わる
と感じました。
初めてカンボジアビールを飲むなら
おすすめはAngkor Beerです。
理由は、
- カンボジアの代表ビール(パッケージも、ザ・カンボジア!)
- 味のバランスが良い
- どこでも飲める
まずはこれを飲んでおけば間違いありません。
暑い日にゴクゴク飲みたい
おすすめは、Krud Beerです。
軽くて爽快感のある味なので暑い日や屋台、バーベキューなどにぴったりです。
ちょっぴりコクのあるビールを飲みたい
おすすめはGanzberg Beerのpremiumです。
ほんのり麦の甘みもあって、しっかりビールらしい味が楽しめます。
少しプレミアムなビールを飲みたい
おすすめはHanuman Beerです。
モルト感もあり、レストランや屋内のバーなど涼しい場所でゆっくり飲むのにおすすめです。
カンボジアビールの面白い文化
カンボジアのビールには
少しユニークな文化があります。
それが
当たりくじ付きビール
です。
缶を開けると
- 無料ビール
- 現金
- 商品
などが当たることがあります。
マーケティングとしても成功していて、
ビール会社が大規模な広告キャンペーンを行って市場競争を繰り広げています。
私もいつも楽しみにビールの缶を開けます。
そして、実際に1缶あたったこともあります!


フタの裏に「1Can」とかかれています。
通常は、ロゴか「Thank you」などしかかれていないのですぐに分かります。
カンボジアビールはどこで買える?
プノンペンでは以下の場所で簡単に買えます。どのスーパー・コンビニにも置いてあります。
スーパー
- AEON
- Lucky Supermarket
- Chip Mong
コンビニ
- emart24
- 7-Eleven
- Smail
- Big C mini
ローカル商店でもほぼ必ず売っています。
まとめ|カンボジアビールで迷ったらこれ
カンボジアにはさまざまなビールがありますが、
迷ったら以下がおすすめです。
まず飲むなら
→ Angkor Beer(アンコールワットが目印)
暑い日に飲むなら
→ Krud Beer(カンボジアと書かれている)
コクのあるビールなら
→ Ganzberg(ライオンみたいなのが目印)
少しプレミアムなら
→ Hanuman(伝統衣装?をきた人のポーズが目印)
カンボジアのビールは、軽くて飲みやすいものが多いです。
水のようにぐびぐびといけてしまいます。
暑い国で飲むととてもおいしく感じるので、
ぜひいろいろ試してお気に入りの1本を見つけてみてください。
ちなみにわたしのイチオシはHanumanとGanzbergです。



