ルアンパバーンの旅は、小さな空港からスタート。到着した瞬間に「これが世界遺産の街の玄関口かぁ」って、なんだかふっと肩の力が抜けちゃうような、のどかな空気に包まれます。今回は、実際にこの空港を使ってわかった内部のようすや移動手段をたっぷりお伝えします。おみやげ探しや市内へのアクセスで迷っている人の参考になったらうれしいです。
ルアンパバーン空港ってどんなところ?

正直に言うと、全体的に古びていて、きらびやかな設備はまったくなし。とってもこぢんまりしていて、どこも簡素な造りです。
カフェや両替所はひととおりあるけど、店の数自体はやっぱり少なめ。出発&到着ロビーも同じエリアで、全体の造りがひと目で把握できちゃうくらいシンプルで。


なんなら預け荷物のベルトコンベアの裏側まで丸見えなくらい笑。こういう「隠しごとのなさ」が、逆にかわいく思えてくる空港でした。
一般エリア(保安検査の手前):誰でも入れる場所

チェックインカウンターがあるエリアの待合スペースは小さいイスがちょっと並ぶ程度で広くない。

小さな売店やおみやげ店が5店舗くらい、飲食店は1店舗だけ。コーヒーやお茶っぽいパッケージ商品もずらり。



トートバッグやかごバッグ、ラオス織のポーチがぶら下がったお店や、木彫りのお面や仏像、ネックレス、絵はがきなんかを扱うお店が並んでいました。
制限エリア(保安検査を抜けた先):飛行機に乗る人だけが入れる場所
保安検査&手荷物検査を終えて中に入ると、また別のおみやげ屋さんが登場します。
1階(ゲート1・2)


待合スペースは飛行機が見える開放的な感じ。
ちょっとした食事処があって、フライドライスやガパオなど数種類の軽食メニューが並んでいます。ほかにも、飲み物やお菓子、缶詰なんかがぎっしり並ぶミニスーパーみたいな通路や、ゾウの置き物やゴング(銅鑼)、木彫りの工芸品、カラフルなポーチやバッグを扱うおみやげ店もありました。
2階(ゲート3・4)


2階にはおみやげ店が10店舗くらい。シルバーのピアスやネックレス、バッグ、クラフト商品、雑貨などあつかうお店もあって、おみやげのジャンルは思ってたより幅がありました。ただ、シャッターが閉まったままの空き店舗もちらほら。

奥まで進むと「LS Duty Free」という免税店があって、お酒のボトルがずらりと並んでいました。
営業中のラウンジは見当たらず
私が訪れたときは営業しているラウンジはなかったと思います。「VIP Airport Lounge」と書かれた部屋はぴったり閉まっていて、営業してる気配はゼロ。ラオス航空の公式サイトを見ても、空港ラウンジは改装のため閉鎖中とアナウンスされており、2階にバンコクエアウェイズラウンジがあるという情報をネットで見ていましたが、営業している様子はなく。訪れたタイミングではやっぱり使えなかったんだと思います。
空港には何時間前に着けばいい?
国際線だったら出発の2〜3時間前に空港へ到着するのが基本と言われているけど、これはあくまで大きな空港での話。
私はいちおう国際線なので2時間前に到着しておいたのですが、ひまで仕方がなかったです。ルアンパバーン空港は便数自体が少ないからか、カウンター前に並んでる人はまばらで、拍子抜けするくらい空いてました。チェックインも出国審査もあっという間だったので、感覚としては1時間半〜1時間前の到着でもよゆうで間に合ったと思います。
まとめると、「不安なら2時間前、身軽な旅なら1時間半前」くらいがちょうどいい目安かなと思います。空港内はやることがあまりないし、待ち時間をつぶせる場所も限られてるので、早く着きすぎても手持ち無沙汰になるかも。
レストランはある?空港内の食事事情
ちゃんとご飯を食べられる場所は2か所だけ。一般エリアと制限エリアに1か所ずつ、どちらも軽食とドリンクが買える程度です。
一般エリア:

ラオスの伝統的な屋根の飾りをあしらったカウンターがある簡易的なお店がひとつだけ。軽食、コーヒーやドリンク、スナック菓子が食べられる休憩スペースになっていました。
制限エリア:

保安検査と手荷物検査を抜けた1階に、食事処があって、フライドライスやガパオなど数種類の軽食が食べられます。


同じ階には、コーヒーをテイクアウトできるコンビニ「Maxim’s」も。イートインスペースはありませんが飲み物やお菓子を買うのに便利です。
どちらにしても、大きな空港みたいな選択肢の多さは期待できません。ちゃんとした食事をとりたいなら、空港に着く前に市内で済ませておくか、「軽食とドリンクが買える程度」くらいに期待値を下げておくのがちょうどいいと思います。
おみやげ探しは空港で?それとも街で?
おみやげ店の数だけ見ると、規模の割に空港内にはそれなりの店舗数があります(一般エリアに5店舗、1階に約4店舗、2階に10店舗くらい)。
ただ、品ぞろえ自体はあまり多くありません。空港内なので当たり前ですが、値段も高め。空港内の免税店は基本的に米ドル建ての価格設定で、現地通貨のキープも使えるけど、空港独自のレートが適用されて割高です。



扱ってるのは、バッグ・雑貨、ラオス織のポーチやバッグ、スカーフがぎっしり並んだお店、仏像の置き物やポストカードを扱うお店、シルバーアクセサリーの店、そして「LS Duty Free」という免税店(お酒を買いたい人はここをチェック)など。
織物系の小物はデザインも豊富で見てるだけでも楽しいけど、値段はやっぱり街中のナイトマーケットより高めについてる印象。大きさやデザインにもよりますが、ポーチは150,000〜200,000キープくらいでした。マーケットで割高な値段を提示してくる人と同じくらいの料金。
なので、「空港でどうしても買い忘れたものだけ調達する」くらいの気持ちでいるのがかしこいと思います。ナイトマーケットや街中のお店のほうが、選べる種類も多いし、値段も比較しやすいはず。
空港から市内へのアクセス方法

到着ロビーを出ると、選べる移動手段は空港公式タクシーだけっぽく見えました。迷うことなく見つかる「TAX SERVICE」と書かれた小さなタクシーサービスカウンターの窓口でチケット購入。きちんと料金表があってかつ公式タクシーなのでぼったくられないのが安心できる。値段は1人120,000 kipでした。現金オンリー。手持ちのキープがなかったので聞いてみたら、アメリカドルでの支払いもOKとのことで、6ドル払いました。

ただ、あとから換算してみたら、この6ドルってレート的にかなり損してたことに気づいてがっくり。実は到着口を出てすぐの場所にATMがあって、そこでキープをおろしてから払っていれば安く済みました。ATMは5種類くらい設置されてて、クレジットでカンタンにお金をおろせました。乗り合いタクシーのチケットもこの近くの窓口で買えるので、次に行くときは先にここでキープをおろしてから払うつもりです。

チケットを持って、空港の外に出ると、スタッフに「10分で来るから待ってて」と言われて、車を待ちました。到着したタクシーはミニバンで、数名が乗り込んで来るのを待ってから出発。公式タクシーは乗り合い形式らしい。空港から旧市街中心部までの距離は4〜5kmくらい、車で15分くらいとコンパクトな距離感です。
空港と市内のタクシーの料金相場は、だいたい100,000〜120,000キープ前後みたいです。試しに配車アプリのLOCAでも料金を検索してみたけど、時間帯や混雑状況によって表示される金額が変わるようで、私がチェックしたタイミングでは乗合公式タクシーの方が安そうでした。ただし私はひとりですが、数人で乗る場合は、LOCAの方が安く済むと思います。乗合タクシーは1人あたりの料金なのに対して、配車は1車あたりの料金なので。
逆に市内から空港へ向かうときは?配車アプリ事情
帰りの便に乗るときは、楽さを優先して配車アプリのLOCAを使ってみました。でも、これが150,000キープと、行きの公式タクシーよりも高くついちゃった。まあ配車したら3分で来て快適だったのでぜんぜんよかったですが。
試しに滞在中にアプリで何度か検索してみましたが、そのたびに表示される金額が変わってて、時間帯によって料金が上下するっぽいです。個人的には、時間に余裕があって、ひとり旅なら空港公式タクシーや乗り合いタクシーのほうが、価格をおさえられると思います。2人以上の場合は、LOCAの配車のほうが楽だし安いですけどね。LOCAは車の種類も選べてトゥクトゥクも呼べます。ただトゥクトゥクは時間帯によっては選べません。
両替とキップ紙幣について

空港に到着すると両替できる場所もありますし、空港の外側にATMが数カ所あるのでキャッシングもすぐにできて現金を手に入れるのには全く苦労しません。
余談ですが、引き出す現金は最小限にとどめたほうがいいかもしれません。市内でお店のお釣りとしてもらうお金がとにかくボロボロ。めちゃくちゃ使い古されてて、くさいて汚くて、お財布に入れるのをためらうほど。あまりに汚いので、小さなジップロックをお財布がわりにしていました。貧乏くさいですが、しかたなく。結局、それらのお札は空港でおみやげを買って消化。それでも余ったものはドネーションボックスへ。まあ東南アジアではどこもこんな感じのお札に出会うけど、ルアンパバーンでも同じかそれよりひどい感じでした。
まとめ
ルアンパバーン空港は、正直なところ設備も店の数も控えめ。でも、その分「空港の全貌がひと目でわかる」くらいのコンパクトさが、逆にかわいく思えてくる場所でした。搭乗ゲートからはカンカン照りの青空の下、プロペラ機まで歩いていって乗り込むのが通常のスタイル。これもまたローカルな空の旅らしい体験。
トータルで見た感想としては、空港に着いてから、両替もSIMカードも旧市街へのタクシーも、ATMでのキャッシュ引き出しも、迷うことなくすぐできちゃうのがこの空港のいいところ。選択肢が限られてるからこそ、逆に楽ちんなんですよね。
ただ、おみやげは空港よりも街で、食事も市内で済ませておくのが安心です。市内へのアクセスは公式タクシーかLOCAアプリでの配車が手軽。空港への到着は国際線でも1時間半〜2時間前を目安にしておけば、かなりよゆうを持ってこの小さな空港の空気を味わえるはず。

