ピースボートのボランティア内容と割引金額をご紹介(東京拠点)

世界一周

ピースボートに申し込んだはいいが、99万+諸経費でトータル115万くらいをどうやって捻出するか問題。ひとり参加なこともあり、乗船前に友だちをつくっておきたいこともあってボランティアをすることに!

ボランティアといっても内容も割引の具体的な額も全然わからず不安だったので、これからボランティアを始めようと検討している方向けにまとめてみます。

ピースボートのボラスタ制度とは?

まずはボランティアスタッフ制度(ボラスタ)について簡単に。ピースボートは日本発のNGO(国際交流・平和・環境促進を目的とする組織)が運営するクルーズ事業で、地球一周を含む複数国訪問クルーズを実施しています。

ただ旅をするだけでなく、各寄港地でのプロジェクト、平和・環境テーマの学び、参加者同士の交流などを織り込んだ“教育的・文化的要素”が強いのが特徴です。

しかし、普通に参加すると船旅代金だけで100万以上と高額。そこで、生まれたのがボランティアスタッフ制度です。ピースボート公式サイトにもありますが、「がんばった分だけ割引され、最大全額の割引が可能」な制度です。 国際交流NGOピースボート



ボラスタを始めるまで:説明会参加・登録申し込み

ボランティアを始めるにあたってまずは説明会に参加。説明会では、ピースボートやクルーズ概要、ボラスタ制度や割引の仕組み、過去ボラスタの体験談などが説明されます。説明会後、登録申請をして「ボランティアスタッフ登録」を済ませます。登録をすると、いよいよ活動ができるように。

東京拠点の場合、ピーセン東京の所在地は「東京都新宿区高田馬場3-13-1 B1」、最寄り駅は高田馬場駅(徒歩約7分)です。登録後は、いつでも活動を開始できるという自由度があります。週1回~月1回、ライフスタイルに合わせて動けるようになっています。

ボランティア内容一覧:東京でできる主な業務

以下は、私が東京拠点で実際に体験・聞いたことのあるボランティア内容です。活動のバリエーションを把握しておくと、割引を貯めやすくなります。ただ普通のボランティアスタッフがやっている業務はほとんどポスター貼りか内勤のいずれかで、その他のボランティアをやっている人には今のところ会えていません。

ポスター貼り(最もメイン業務)

  • 街のお店、カフェ、美容室、バー、地域施設、掲示板などにポスターを貼らせてもらう
  • 数を貼れば貼るほど割引ポイントが貯まりやすい(一気に稼ぎやすい)

だいたい3軒に1枚貼ると1,000円分の割引になる感じ。慣れている人だと1日30軒以上貼って約10,000円以上の割引になるケースもあります。

ポスター3,000枚貼って全クリ(全額割引)した人もいるのでだいたい1枚あたり約333円くらい。

内勤作業・事務補助

  • ポスターを貼る前の準備(裏面に両面テープ貼り、ラミネート処理、整理など)
  • チラシ・資料発送準備

内勤の場合は1時間あたり 約800~1,000円分の割引

内勤作業は屋内で疲労が少なめなので、外回りがきつい時の補填手段として有効です。手作業しながらその場に集まったスタッフと会話が弾むのが楽しいです。毎回はじめましての人に出会えて、人脈も広がります。

内勤・事務補助の他の内容としては、問い合わせ電話・メール対応、データ入力・名簿整理、ポスターの補充・素材管理などもあるようですが、今のところ東京拠点では、やっている人に出会っていません。

イベント運営・説明会補助

  • クルーズ説明会会場設営・受付対応
  • 出航・帰港式典での補助(誘導、案内、荷物運搬など)
  • 街頭募金・署名活動の補助スタッフ
  • ピースボート関連イベントでの運営補助

イベント系の業務は、まだやる機会にあたってないのですがぜひ参加してみたいと思っています。

その他

その他、以下のようなボランティア内容もあるようですが、普通のボランティアスタッフが東京ピースボートセンターでやる内容ではないので情報のみご紹介。

プロジェクト活動・社会貢献系

プロジェクト活動・社会貢献系は1時間800~1,000円くらいの割引のようです。

  • 地雷除去啓発キャンペーン(P-MAC など)
  • 各寄港地関連の支援プロジェクトの地上準備
  • 災害支援・被災地支援の資材仕分け・調整
  • 環境保全・清掃活動、植林プロジェクトなど
通訳・翻訳(語学枠)

通訳のボランティアは人気で倍率も高いらしい。

  • 講演・ワークショップの通訳・逐次通訳
  • 資料・パンフレット・案内文の翻訳
  • 寄港地同行通訳補助
  • 船内・乗客との語学サポート

ボランティアのメリット・デメリット

メリット

  • 頑張れば地球一周の船賃が無料に!
  • 全国の仲間と交流できて乗船前に知り合いを作れる
  • 営業・コミュ力が鍛えられる
  • シフト制ではないので好きなときに時間に縛られずにできる(ポスター貼り・内勤)

デメリット

  • 時間と体力をかなり消耗する
  • 断られることが多く精神的にきつい
  • 割引額は活動量次第で個人差が大きい
  • 拠点がひとつなのでピースボートセンターが遠い場合はきついかも(ボランティアに一定以上参加すると入れる格安の寮というかシャアハウスは一応近くにありますが)

初心者講習でポスター貼りデビュー

初めてのボランティアはポスター貼り!ポスター貼りは最初の2回は初心者講習があり、ポスター貼りの基本、貼る際のマナー・交渉方法・注意点などをベテランの先輩ボラスタさんが実地で教えてくれます。

担当エリアを記した地図をもらうので早速そこに移動して、エリア内のお店にどんどん飛び込みで交渉して貼りにいきます。

初日の私の流れを再現してみると、こんな感じでした。

  1. 朝、東京ピーセンに集合
  2. 担当エリア・ルート説明、ポスター枚数と備品を受け取る
  3. 地図とスマホでルートを確認
  4. ひたすらお店に飛び込み交渉
  5. 掲示OKとなったら、掲示場所を確保し、貼り付け・写真撮影・記録
  6. 次のお店に移動
  7. 夕方、ピーセンに戻って「何枚貼れたか」「どの店がOKだったか」など報告
  8. 写真や貼り先をチェックして不備がないよう整理

ポスター貼りの感想

ポスター貼りは慣れてきたらこの先どんな企業の営業でも自信持ってできるんじゃないかというほどに精神鍛えられそうです。ここ絶対貼れないと思っても、欠かさず入る。意外と貼らせてもらえるケースもあり、チャンスを逃すわけにはいかないのです。学生ながらも営業に抵抗がなくなるので、社会人になったら有利なんじゃないかと思っています。

それから、ポスター貼りをやっていると今まで目につかなかったお店が目に入ってきたり、普通に生きてたら一生入らないようなお店にずんずん入っていけるのがおもしろいです。知らない世界を垣間見ることができてそれが何より楽しいと感じました。

ボランティア割引は時給で考えると他のバイトのほうが良かったりするのですが、アルバイト代と違って税金等を引かれないのと、自分の口座にお金が入るわけではないので他のことに使ってしまわずに済むのがいいところ。何よりいいのは、乗船前に友だちづくりができること。ピースボートセンター東京では毎週木曜日に井戸馬場会議という集まりがあったり(会議という名前ですがはじめましてのメンバー紹介やポスター貼りや募金の実績報告、直近のイベントの紹介などなど楽しいやつです)定期的に交流イベントも開催されているので友だちをつくるチャンスにあふれています。
乗船に向けてできるだけ割引金額を貯めれるようボランティア頑張ろうと思います!




タイトルとURLをコピーしました