当選して行ってきた!瑠璃光院の紅葉2025|秋の特別拝観の予約方法と現地レポ

京都

抽選に当選して実際に訪れた瑠璃光院の紅葉体験をくわしくご紹介。瑠璃光院の秋の特別拝観はどう予約する?いつ申し込むべき?オンライン予約や抽選の流れ、現地の見どころまでリアルに紹介します。

瑠璃光院とは — 床もみじで知られる京都・八瀬の隠れた名刹

京都の紅葉スポットはたくさんありますが、瑠璃光院はその中でも特に人気のある場所。
「床もみじ」と呼ばれる、机や床に紅葉が映り込む景色が有名で、写真好きや紅葉好きにはたまらない場所です。

普段は非公開ですが、春・夏・秋の特別拝観の期間だけ中に入れます。庭園には「瑠璃の庭」「臥龍の庭」「山露地の庭」などがあり、苔と紅葉、石組みや池の組み合わせをたのしめます。窓越しに庭をながめ、漆黒の机にうつる紅葉を見つめる時間は特別です。

2025年 秋の特別拝観スケジュールと拝観料金

今年(2025年)の秋の特別拝観はこんなスケジュールです。

  • 拝観期間:10月1日(水)〜12月14日(日)
  • 拝観時間:10:00〜17:00(最終受付16:30)※ただし、予約制期間は時間帯指定あり。
  • 拝観料金:大人 2,000円/中高生 1,000円(学生証提示)/小学生以下は条件によって無料

特に気をつけたいのは、11月8日〜12月7日の期間は予約制で時間帯指定になっていること。紅葉のピークに合わせて混雑を避けるためです。

秋季特別拝観の予約方法 — ネットで簡単に抽選申し込み

昔は「往復はがきでの抽選応募」が多かったですが、最近は 公式サイトからオンラインで抽選申し込み ができるようになりました。これで、遠くに住んでいる人や海外にいる人でも、気軽にチャレンジできます。

  • 公式サイトの予約フォームから申し込み
  • 代表者の名前、メールアドレス、希望日・時間帯、同行者人数を入力
  • 数日後に当選メールが届く
  • 当日、当選メールと身分証を提示して入場

とても簡単でわかりやすい流れです。

予約受付期間および申込開始日は、例年8〜10月あたりに発表されることが多いようです。年によって「往復はがき抽選のみ」だったり「オンライン併用」だったりするので、公式サイトで最新の案内を確認するのが必須。

申込みから当日の受付まで

私はオンライン抽選に申し込み、無事当選!
申し込み〜実際に行ってみたときの体験までをシェアします。

  1. 公式サイトで予約開始をチェック
     10月上旬にトップページに「秋の特別拝観のお知らせ」が出て、リンクから申し込みフォームへ。
  2. オンライン申込フォームに必要事項入力
     希望日と時間帯を入力。私は「11月中旬・午前の枠」を選びました。代表者氏名、メールアドレス、希望拝観日、同行者人数、希望時間帯を入力。私は11月下旬の昼時を選びました。当選者への『当選通知メール』は10月10日~20日頃を予定とのこと。
  3. 待つこと数日――抽選結果メール到着
     申し込んでから約1ヶ月がたった10月20日(月) 19:25に当選通知メールが届きました。もしかしたら落ちたかもと思っていたところに届いたのでうれしかったです。当選日時は20分間指定で記されていました。メールには「当選通知メール」と申込者全員の「身分証明書」を必ずご提示するようにという注意書きが書いてありました。
  4. 当日現地へ
     叡山電鉄「八瀬比叡山口駅」から歩いてアクセス。八瀬比叡山口駅から瑠璃光院は意外と距離があり10分ほど歩きます。瑠璃光院の前につくと入場待ちの列ができていました。案内係のスタッフさんへ当選メールと身分証を提示しチケット購入の列に並びます。並んでから5〜10分ほどで順番がまわってきて無事チケットをゲット。

このように、オンライン申込 → 抽選 → 当選通知 → 当日訪問、という流れでスムーズ。以前と比べて、海外在住者やはがきで応募しづらい人にとっても優しくなった印象です。

当日の様子とリアルな感想

いざ書院へ。私が訪れたのは11月後半の14時で紅葉はピークから終わりに差しかかったところでした。

圧巻の“逆さ紅葉”

書院の2階に上がるとなんだか大量の人だかりが。近づくとそこにはあの有名な景色があっりました。黒い机にうつる赤やオレンジや黄色のもみじが幻想的。光の加減で色がグラデーションになりうつくしかったです。

庭の景色も風情あり

苔と紅葉のコントラストがすてきで、特に「臥龍の庭(がりょうのにわ)」は静かで落ち着く空間。落ち葉が苔に舞い落ちる様子は、日本庭園ならではの風情です。 

写経体験ができる

書院の入口でボールペンと写経用の紙がもらえます(渡されるビニール袋の中に入っています)。紅葉を目の前に写経というなんともぜいたくな体験。一文字ひともじを丁寧に書き写していると心が落ちついてきます。経典は短く、ボールペンでなぞるだけなのでサクッと気軽に体験ができます。ただ、ボールペンだといまいちテンションが上がらない方、本気で写経体験をしたい方は自分で筆ペンを持ってくるのがおすすめ。実際にマイ筆ペンを持ってきている人がいてわたし自身うらやましくなりました笑

注意ポイント
  • チケット購入に少し時間がかかる
    予約ずみでも受付で10分ほど並びました。事前にチケットまで購入できるシステムだともっとスムーズなのにと思いました。ただ、長く待つわけではないのでそこまで気にはなりませんが。
  • 拝観料は現金のみ
    キャッシュレスには対応していないので、現金をあらかじめ用意しておく必要があります。
  • 三脚や一脚は使えません
    撮影は手持ちか、置きたい場合はテーブルを使う必要があります。
  • 駐車場はないので公共交通機関でアクセス
    駅から意外と遠いので注意です。歩いて10分ほどかかりました。瑠璃光院へ行く途中の紅葉もきれいなので時間に余裕を持っておくとたのしめます。

紅葉の見頃&おすすめ訪問タイミング

瑠璃光院の紅葉の例年の見頃およびおすすめの時間帯・日程はこんな感じ。私の体験と、複数の情報をもとにまとめてみました。

  • 見頃:例年は「11月中旬〜11月下旬」が最も鮮やか。机や床に映る“逆さ紅葉”も、この時期がベストです。
  • おすすめ時間帯:午前中(特に開門直後〜正午前)がベスト。自然光が差し込む時間帯は紅葉の色が深く、反射がきれいに見えやすいと言われているようです。ただ実際に私が訪れたのは午後の14時ごろでしたが、それでも黒光りの机にくっきりと反射していたので午後でも問題なし。
  • 落ち着いた雰囲気を狙うなら:ピーク直後や散り紅葉の時期 —— 例えば、12月初旬でも苔庭に紅葉が舞う「散りもみじ」的な光景がたのしめるかもしれません。赤く鮮やか!というわけにはいきませんが、ピーク時はとにかく混雑するのであえて時期をずらしてみるのもいいかもしれません。

ピークの赤さを楽しむか、静かにゆっくり見たいかで訪問タイミングを決めるといいですね。

予約成功のためのコツ

  • 公式サイトをこまめにチェック
     例年8〜10月ごろに拝観予約の案内が出ることが多いため、こまめにチェック。特に「予約はこちら」ボタンの出現に注意。
  • 複数日/複数時間帯で候補を用意
     人気の日時はすぐ埋まるため、「午前〜午後」「平日〜週末」「ピーク〜ピーク外」など、複数の候補を入れておくと当選確率が上がります。
  • 当選通知は必ず保存
     当日は当選メール(またはチケット画面)と本人確認書類の提示必須なので、スクショや印刷での保存を忘れずに。
  • 現金持参をお忘れなく
     拝観料は現金のみ。釣り銭が出せない場合が多いので、小銭を用意するのが安心。

瑠璃光院に行ってきた正直な感想

瑠璃光院はただの紅葉スポットではなく、五感で季節をたのしめる特別な場所。書院から庭をゆっくりながめたり、窓越しに床や机にうつる逆さもみじの光景をたのしんだり。ただ、インバウンドも多くかなり混雑しています。中にはぐいぐいと押し倒すように進んでいく方や黒光りの机の前のいちばんいい位置を確保して長い間カメラを構えている方もいます。あまりに人気が出すぎてキャパオーバーな気がしたというのが正直な感想。せっかくいい場所なので、もう少し一枠あたりの人数を削ってほしいと願うばかりです。

人気があるので予約は必須ですが、オンライン抽選で気軽に挑戦できるようになりました。ピークじの紅葉を見たい方は混雑は覚悟でしんぼう強くのんびりと見に行く気持ちで、瑠璃光院の特別な景色をたのしんでみてください。

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