はじめに
海外旅行の楽しみのひとつといえば、飛行機での「機内食」。その航空会社のカラーやおもてなしを感じられるのでおもしろいですよね。
今回は、私が最近搭乗した 中国東方航空(China Eastern Airlines) のフライトで体験した機内食を徹底紹介します。ルートは以下の2つです。
- 大阪(関空)→上海→バンコク
- 大阪(関空)→上海→リヤド
それぞれのフライトでどんな機内食が提供されたのか、味や印象を紹介するので実際の機内食のイメージできるかと思います。
わたし自身、中国東方航空は航空券が安いこともあり、ちゃんとしたものが出てくるのか心配だったので、同じようにこれから搭乗する方のお役に立てればうれしいです。
中国東方航空とは?
まずは軽く航空会社の紹介から。私は最初、航空券が安いのでてっきりLCC(格安航空)だと思っていたのですが、機内食あり映画あり充電USBポートありのちゃんとした航空会社。
- 中国三大航空会社のひとつで、上海を拠点に運航。
- アライアンスはスカイチームに加盟しているため、デルタ航空や大韓航空といった提携航空会社とのマイル連携も可能。
- 日本からは関空・成田を中心に上海経由で世界各地へアクセスできる。
- サービス格付けは「スカイトラックス3つ星」で、世界的に見て平均的な評価。
運賃は大手日系や中東系キャリアより安く、その分サービスの質がどうなのか気になる方が多いと思いますが、個人的にはコスパよく文句なしのクオリティだと感じています。
搭乗ルート①:大阪(関空)→上海→バンコク
大阪→上海区間(約2時間)
フライト時間は約2時間。短距離だからスナック程度かな?と思っていたのですが、ちゃんとした温かいミールが出てきました。

最初の食事はこちら。メインは野菜&肉炒め?とライス。給食に出てきそうな感じの味。特にクセもなく日本人の口にあう味付けでふつうにおいしかったです。サイドにサラダ、パン、フルーツ。飲み物は中国茶やコーラやオレンジジュースなどから選択できます。
上海→バンコク区間(約4時間半)
ここからが本番。トランジット後、約4時間の国際線フライト。離陸後1時間ほどで食事タイム。

メインはチキンヌードル。開けたときの見た目に少し驚きました。こちらはあまりおいしかった記憶がなく。サラダにフルーツお菓子がついてきたのはよかったです。
バンコク→上海区間
つづいては帰路。

朝食のメインはシンプルすぎるほどにシンプルなオムレツとソーセージ。パンがクロワッサンなのはラッキー。チーズケーキも出ました。時間が時間だったのでこの質素な感じがむしろありがたかったのですが、もっと食べたい方はヌードルを選ぶと良いと思います。
上海→大阪

帰路最後の機内食のメインはとろっとした野菜&お肉の炒めものとご飯。変わったお肉が入っていました。まずくはないけどおいしくもない感じ。副菜とフルーツが付いて栄養バランスもばっちりなのはうれしいです。食べていませんが大福みたいなのも出てきました。
搭乗ルート②:大阪(関空)→上海→リヤド
次は中東行きの長距離フライトの例。利用したのは 大阪→上海+上海→リヤド。
こちらは10時間以上のロングフライトで、2回の機内食+軽食 が提供されました。
大阪→上海区間

普通〇〇?〇〇?って聞かれるのに今回は問答無用でこちらが出されました。見た目も味も普通のエビピラフ。ちなみに白いトレーはパン用です。パンの写真を撮る前に食べ始めてしまいました。しかもバタバタしていたのかドリンクとパンが結構あとになって巡ってきました。
上海→リヤド区間(約10時間)
本番はこの長距離フライト。ここでは 2回の食事+軽食 が提供されました。
1回目の食事(離陸後)

離陸後2時間ほどでご飯タイム。メインはオイスターソースぽい味のヌードル。可もなく不可もなくな味。サイドはパン、ビスコフ、フルーツ。副菜はスパム?みたいなのが出てきましたが私はあまり好きではなく。スパムみたいなお肉の下にあるたけのこはとてもおいしかったです。
2回目の食事(到着2時間前)


続いてのメインは油っぽい中華ソースにチキンと野菜が入ったものと白ご飯。こりこりした海藻のような副菜は少しクセ強めの味付け。今回もパンは後になってから配布されました。デザートは甘い汁に豆が浸った不思議なもの。
リヤド→上海
1回目の食事(離陸後)

今回のメインは野菜もお肉も全然おいしくない。ただ、この中華サラダがめちゃおいしく、パンとサラダとフルーツの組み合わせで満足できました。サウジアラビアからの帰りなのでデーツのお菓子もでました。フルーツジュースがあったのが何よりうれしかったです。
2回目の食事(到着2時間前)

朝食として配られたのは スクランブルエッグ+ソーセージ+ポテト の洋風セット。今回はわたし好み。スクランブルエッグとマッシュルームの塩気との相性が良く、長いフライトの終盤に食べるにはちょうどいい軽さ。ヨーグルトとパン、フルーツも付いていて、バランスの取れた内容でした。チョコレートケーキはあますぎて途中でギブアップ。
上海→大阪

帰路最後の食事はしっかりした味付けの中華味のヌードル。香ばしい胡椒の香りと、ほんのりオイスター風味。濃いめの味付けでちょっと脂っこい感じでした。副菜のメンマ?がおいしかったです。お酒のおつまみにちょうど良さそうなお菓子もついてきました。
実際に体験して感じた機内食の印象
- 中華メニューはボリュームあるがたまにクセ強い
特にチキンや牛肉の炒め物は味が濃く、ご飯と相性ばつぐん。ボリューミーなのでお腹が空いていたらおいしいかも。(お腹空いていないとキツく感じることも) - 毎回フルーツがついてくるのがうれしい
上海発便ではフルーツが毎回冷えていて、食後の口直しに最高でした。毎回フルーツが出てくるのはうれしいのですが、果物の味がうすいこともしばしば。 - 洋食はあっさり系
オムレツなどは悪くないものの、中華に比べるとややシンプルすぎる印象。朝食にはぴったりです。 - 栄養バランスがよい
長距離便は空腹を感じるひまがないほど量がしっかり出てくる。どのフライトもお肉、野菜・果物、タンパク質の栄養バランスが良い気がします。
まとめ
実際に大阪からバンコク&大阪からリヤドの中距離・長距離フライトをどちらも搭乗してみて、中国東方航空の機内食はコスパがかなり高いと感じました。味はどれも可もなく不可もなく。まあ総じて満足度が高いのは中華系メニューかと。洋食は味付けがてきとうな感じがするんですよね。中華メニューはたまにクセ強いものも出てきますが、味がしっかりしていてボリューミーです。たまにメインより副菜のほうがおいしいこともあります。中国東方航空のいいところはフルーツと副菜が毎回ついてきて栄養バランス的がよいところだと感じています。以上、これから搭乗する方の参考になればうれしいです。


