- 10:00:カフェで朝ごはん(IDMI COFFEE ROASTERS)
- 11:30:アルラジグランドモスク(Al Rajhi Grand Mosque)
- 13:00:ランチ(hara masria)
- 15:00:マスマク要塞(Al Masmak Fortress)
- 16:00:アルサファー広場(Al Safa Square)
- 16:30:ズーク・アルザル市場(Souk Al Zal)
- 17:00:ディラ・アバヤ市場(Dirah Abaya Market)
- 19:00:ディルイーヤ遺跡群 / アル・ブジャイリ・ヘリテージパーク(Diriyah / Al Bujairi Heritage Park & At-Turaif)
- 21:00:ブルーバードリヤドシティ(Blue Bird Riyadh City)
- 23:00:اغتمراء البخاري فرع العقيق(Aghtimaraa Al Bukhari Restaurant)
- 24:00:キングダムタワーの前でカフェ(Almasaa Cafe)
はじめに
ついに念願のサウジアラビアへ行ってきました!訪れるまでは「砂漠とオイルマネーの国」という漠然としたイメージしかなかったのですが、実際に旅してみると想像以上に多彩で奥深い国でした。リヤドから始まり、聖地メディナ、そして紅海沿いの港町ジェッダまで6日間で駆け抜けた旅。イスラム世界の中心ともいえる場所を巡りながら、歴史と現代が交錯するサウジの魅力を肌で感じました。
この記事では、私が実際に体験した6日間の旅程をもとに、各観光スポットの最新情報や夏季におすすめの訪問時間、現地の雰囲気をご紹介します。最後には旅費のまとめ表や旅行の注意点も載せていますので、これからサウジ旅行を計画する方の参考になればうれしいです。
1日目:リヤド到着
フライト&到着
大阪9:30発の便で出発し、17:50にリヤドへ到着。空港から市内へのアクセスはリヤドメトロ(Riyadh Metro)で。メトロは、未来都市のようなデザインが特徴的。料金も約160円とかなりリーズナブルなのに車内も最新かつ清潔で空港から市内まで安心して移動できました。
19:00:夕飯

夕食は地元で人気のシャワルマ。ピタパンにスパイスの効いたお肉を包んだもので、シンプルながらジューシー。いろいろな要素が混じっていて不思議な味でした。
2日目:リヤド観光
10:00:カフェで朝ごはん(IDMI COFFEE ROASTERS)

サウジアラビアとドバイで人気のIDMI COFFEE ROASTERSにてコーヒーとパン。コーヒーが香り高くフルーティーでおいしかったです。
11:30:アルラジグランドモスク(Al Rajhi Grand Mosque)


リヤド最大級、アルラジグランドモスクでガイド付きツアーに参加。スタッフの方々はとても丁寧で親切に、モスクの歴史やイスラム教について教えてくれます。ツアー受付時にはビデオを視聴するのですが、その際にお菓子やデーツ、コーヒーまで振る舞っていただけて、無料とは思えない充実ぶり。
ちなみに、女性はアバヤの着用が必須ですが、受付で無料レンタルが用意されていたので安心して参加できました。
13:00:ランチ(hara masria)

ランチはツアーのガイドにおすすすしてもらったアルラジグランドモスク近くのエジプト料理店にて。お店の雰囲気もすてきでお料理もおいしかったです。
15:00:マスマク要塞(Al Masmak Fortress)

19世紀末にサウジ王国建国の舞台となった歴史的スポット。中は博物館になっていて展示パネルや映像で当時の戦いやサウジ建国の歴史を学ぶことができます。
16:00:アルサファー広場(Al Safa Square)
かつて公開処刑が行われたことで知られる広場なのだそうですが、今は穏やかな市民の憩いの場に。広場まわりにはお店もたくさんありました。
16:30:ズーク・アルザル市場(Souk Al Zal)


リヤド最古の市場。細い路地に並ぶ香辛料店、絨毯屋、骨董品店の数々は歩くだけで楽しい。ここ、思っていた市場と違いましたが、ちょうど骨董市をやっているところをみれたので満足です◎
17:00:ディラ・アバヤ市場(Dirah Abaya Market)


女性用のアバヤ(伝統的な黒い衣装)がずらりと並ぶ市場。色や刺繍のデザインが豊富で、若い女性たちが楽しそうに試着している姿が印象的でした。観光客でも気軽に購入可能で、私もメディナに行くときのために一着買ってみました。しかも30SAR(1,200円)という破格でした!
19:00:ディルイーヤ遺跡群 / アル・ブジャイリ・ヘリテージパーク(Diriyah / Al Bujairi Heritage Park & At-Turaif)


世界遺産にも登録されている歴史的エリア。ディルイーヤは入場にチケットが必要です。チケット購入ブースはなく、公式サイトから購入しました。夜はライトアップされ幻想的な雰囲気でした。
21:00:ブルーバードリヤドシティ(Blue Bird Riyadh City)


これでもかというほどに建物に噴水どこもかしこもキラキラ光るエンターテントエリア。若者があつまりナイトライフを楽しんでいました。ずらりと飲食店がならび、アトラクションもあります。
23:00:اغتمراء البخاري فرع العقيق(Aghtimaraa Al Bukhari Restaurant)


ローカル店で深夜ディナーにカブサ。サフランやスパイスで炊き込んだライスの上に、柔らかく煮込まれたほろほろなチキンが豪快にのっていてボリューム満点でした。地元の人に混じって床で食べるスタイルにちょっとテンション上がります。ちゃんとシートも敷かれてきれいを保つ工夫がされていました。
24:00:キングダムタワーの前でカフェ(Almasaa Cafe)

テラス席からキングダムタワーを見ながらアラビックコーヒーを飲みました。スパイスがきいた独特のコーヒーとデーツがよく合う。リヤドの人々は本当に夜行性。深夜1時を過ぎても、小さいこどもを連れたファミリーが平気で外食していて驚きました。
リヤド3日目
この日はVIATOURのツアー参加。ラクダ乗り、エッジ・オブ・ザ・ワールドリヤド、コウモリの洞窟見学、ディナーが含まれていて充実していました。
14:00:ラクダ乗り

砂漠でのラクダ乗り体験。思ったより高くてちょいと怖かったのですがいい思い出になりました。
15:00:コウモリの洞窟

自然のまま残された洞窟を探検。洞窟の中ではクリスタルが見れて冒険気分が楽しめました。
16:00:エッジ・オブ・ザ・ワールド

断崖絶壁から広大な大地を望む絶景ポイント。人生の中で最もうつくしい光景で、本当に来てよかったと思いました。写真では十分に良さが伝わらないのがくやしいところ。
19:00:ディナー


ツアー最後はリヤド市内中心部の近くに戻ってきてディナータイム。
23:30 まち歩き


ツアー終了後は夜の定番スポットのひとつ、Tahliah 通りへ。お店はどこも夜遅くまで開いていて多くの人が集まっていました。
4日目:メディナ
07:50:リヤド発 → 09:20 メディナ着
朝のフライトでメディナへ移動。身軽に観光したかったのでメディナの空港についた後、いったん高速鉄道が通るメディナ駅に荷物を預けに行きました。(詳しくはこちらの記事へ)
10:00:預言者のモスク(Al-Masjid an-Nabawi / Prophet’s Mosque)


イスラム教第2の聖地で、世界中から信者が集まっていました。荘厳な建築に圧倒されました。信者は中には入れないのですが、近くまで行くことができます。
13:00:ランチ

ランチにボリューミーなチキンケバブを食べました。
14:00:まち歩き


預言者のモスク周辺のショッピングモールやモスクなどをぶらりと観光。預言者のモスクの近くのミュージアムを訪れようと思っていたのですが営業時間が8時~12時と17時~23時とちょうど開いておらず。
15:30:カフェでサウジコーヒー

観光後はヒルトンのカフェでひと息。ここでもデーツと一緒に。サウジコーヒーのスパイスが効いた独特の味わいにどハマり中。
16:50:ハラマイン高速鉄道(Haramain High Speed Railway)

観光後はメディナ駅へ。預けていた荷物を受け取り、そのままメディナからジェッダへ最新の高速鉄道で約2時間の移動。スマホの充電もできて快適な車内でした。
20:30:ジェッダ旧市街


夜の旧市街をぐるりと散策。白と茶色の建物がかわいらしい。マーケットの方は夜22時頃でも旧市街は地元民であふれ、にぎわっていました。

旧市街の中で見つけたhijazhouseというお店で夜ごはん。テラス席もなかなかローカルな感じで料理もおいしかったです。
5日目:ジェッダ
11:00:旧市街カフェで朝ごはん(مقهى قلب البلد – قهوة مختصة)

旧市街中心にあり、雰囲気バッチリなカフェで朝ごはん。コーヒーがとにかくおいしかったのが印象的。
12:00:旧市街散歩

歴史的建築や市場めぐり。朝〜昼の間は昨晩のにぎわいと比べ、閉まっているお店も多い印象。お祈りの時間になると特に店主も店不在に。夜行性かつ宗教的なサウジのまちの特性を感じました。
13:00:カフェで休憩(Roshan Café)

散策の合間に旧市街カフェでひとやすみ。伝統的な建物は内装もすてき。サウジの夏はとんでもなく暑いのですぐカフェで涼みたくなります。
13:30:街歩き再開

小さな路地や装飾のかわいい家屋をぶらりと。旧市街は写真撮りまくりです。旧市街全体的に補修・工事中のようで建物がところどころ柵やパネルで囲まれていました。
14:00:ランチ(Meez Restaurant)


旧市街散策を終えて新市街へ。移動途中、事前に調べていた高評価のお店でランチ。雰囲気も料理もサービスもとてもよかったです◎
16:00:フローティングモスク(Floating Mosque / Al Rahma Mosque)


紅海に浮かぶように建つモスク。女性はメインの1階部分の中にはいれず、2階?階段で上がったところの祈祷室にてお祈りをしていました。写真は友だちに撮ってきてもらったものです。
17:00:レッドシーモール(Red Sea Mall)


ショップ数も多い大型モール。私はここのスーパーでバラマキ用のおみやげを買いました。
19:00:キング・ファハド・ファウンテン(King Fahd’s Fountain)

世界最大と言われるファハド王の噴水は夜はライトアップされていました。遠くから見てもものすごい勢いで噴射されているのが分かります。
20:00:ディナー(Twina Seafood)

今夜の夜ごはんはマッシュルームクリームのスズキのグリル。お料理ももちろんおいしかったのですが、お酒が禁じられるサウジアラビアで人気のサウジシャンパン(ノンアルコール)のおいしさに感動しました。
ジェッダ6日目
10:30:タイバット博物館(Al Tayabat City Museum)


ジェッダの歴史と文化を学べる観光客向けの博物館。よくわからない展示物も混じっていて一風変わっていました。
13:30:ランチ(Khayal Restaurant)

ジェッダ最後は地元にも人気で高評価のレストランにてグリルミックスを食べました。お店の雰囲気もよく、料理もバッチリでした◎
17:20:ジェッダ発 → 19:00 リヤド着
夕方便でいったんリヤドへ戻ります。
20:50:リヤド発 → 翌日18:00大阪着
行きと同じく上海乗り継ぎで日本へ帰国。充実したサウジアラビア旅行でした!
旅費まとめ(ひとり分)
今回の5泊6日にかかった費用をざっくりまとめました。今回失敗したことに、国内線の飛行機を余分に取ってしまった(日付をまちがえた)ので2万円は節約できたかなと思います。
項目 | 費用(目安) |
---|---|
国際線(大阪⇔リヤド往復) | 約60,000円 |
国内線(リヤド⇔メディナ⇔ジェッダ) | 約47,000円 |
Haramain高速鉄道(メディナ→ジェッダ) | 約10,000円 |
宿泊(5泊) | 約60,000円 |
食費 | 約30,000円 |
観光・ツアー代 | 約20,000円 |
移動(配車アプリ・メトロ等) | 約15,000円 |
お土産代 | 約6,000円 |
合計 | 約230,000円 |
サウジ旅行の注意点
移動:都市間は飛行機と高速鉄道、都市内はUberやCareemなどの配車アプリが最も便利。
夏季の営業時間:多くの観光スポットは昼間が閉まっており、夕方〜夜がメイン。昼はカフェやホテルで過ごすのがおすすめ。
祈りの時間:モスク以外の場所でもお祈りの時間になるとお店が一時的に閉まるので要注意。
服装:女性はモスクを観光したいならヒジャブ必須。メディナに行くならアバヤも必要。黒以外の色も選べるが、露出は控えめに。男性も短パンは避けるのが無難。
飲食店:ランチのオープンは13時以降が多い。夜は遅くまで営業しているので、夜型生活にシフトするのがおすすめ。