【初心者向けに解説】世界一周ひとり旅計画

未分類

ずっと行きたいと思ってるけど実際何からやったらいいかわからない!
世界一周航空券を使って世界一周したい!そんな方におすすめの記事です。

全く知識のなかった大学4年生の私が2ヶ月後に急遽1人で世界一周旅に出ようと決心してから実際にやったことをご紹介。世界一周航空券を使った世界一周の計画のやり方についても解説しています。

STEP0 旅の目的を明確にする

「なぜ世界一周をするのか」「何のために旅に出るのか」が明確だと旅の計画も立てやすくなります。

人生の息抜き?自己成長のため?ワクワク感や刺激を得るため?尽きない旅欲を満たすため?世界の美しい景色を見るため?世界遺産を巡るため?世界のグルメを堪能するため?世界一周の目的は人それぞれですが、自分だけのテーマを決めておくとぐんと自分の世界一周ルートに愛着がわいてきます。

STEP1 世界一周に関する情報収集

旅行計画は情報戦!まずはとにかく情報収集ということで私はブログ、本、YouTubeなどを使って情報収集しました。世界一周を経験された方のブログではおすすめスポットや移動手段、持ち物、注意すべきことなど様々な情報が詳しく書かれていますのでとても参考になります。YouTubeでも世界一周航空券についての解説動画、パッキング動画などが載っています。他にも、私は張りきって図書館で「世界一周」と検索してヒットした本を大量に借りてきました。いろんなルートが紹介されていて自分のルートを組む際の参考になりました。

STEP2 世界一周のルート決め

① 行きたい国をリストアップする

まずはひたすら行きたい国を列挙していきます。これはなんとも楽しい段階です。あれこれ考えずにひたすら自分の行きたいところにを挙げていきます。

この時、おすすめなのがGoogleマイマップに自分の行きたい国・都市にピンを立てて登録していくことです。Googleマイマップの使い方は簡単で、【行きたい都市を検索→都市が表示されたら「地図に追加」をクリック】の繰り返し。後でルートを組むときに非常に役立ちます。行きたい場所にピンがたった自分だけの地図、まさにドリームプランが完成します。(参考:Googleマイマップ使い方

② 世界一周にかけられる時間を考慮して取捨選択

帰国日を考えずに旅ができたら最高ですが、多くの人は時間制限があるはずです。世界一周する期間から訪問都市数を考えていきます。Googleマイマップで作成した地図をコピーして、現実的なルートを考えていきます。ここでマイマップを複製して保存しておくことで、世界一周理想版の地図と現実版の地図ができます。コピーしたGoogleマイマップで「絶対に譲れない場所」を残しつつ、現実的に行けない場所、行けるけど非効率な場所をどんどん削除していきます。これで、自分だけの世界一周マップ[現実版]の完成です。

STEP3 世界一周航空券を選ぶ

世界一周航空券の会社の選び方

大体のルートと行きたい都市が決まったら、どの航空会社の世界一周航空券がぴったりか考えます。世界一周航空券自体はスカイチームやグローバルエクスプローラー等いろいろと種類がありますが、初心者には王道の2社である、JALが加盟しているワンワールドか、ANAが加盟しているスターアライアンスがおすすめ。

既にJALのマイラーだったらワンワールドですし、ANAのマイラーだったらスターアライアンスを選ぶと多くのマイルがたまります。どちらのマイラーでもない方は、しっくりハマる方の航空会社を選びとよいと思います。

ここで、どちらの世界一周航空券が合うかを決める際に役立つのが、世界一周航空券サイトのルートのシュミレーション。シュミレーションはワンワールドスターアライアンスの各サイトの予約画面に進むとできます。各サイトにて、行きたい訪問都市をすべて入れ込み、見積りの画面まで進み、比較して安い方、ルートの効率が良い方を選びます。行きたい都市への便の接続が良い、費用が抑えられるなどいろいろな視点から検討していきます。

ワンワールドかスターアライアンスか迷ったら

世界一周ともなるとがっつりとマイルが貯まります。私は気づいたらANA、JAL両マイラーになっており、どちらのマイルも貯めていたので、JALの加盟するワンワールドか、ANAの加盟するスターアライアンスどちらにするかとても迷いました。シュミレーションをしても、どちらの航空会社でも自分の行きたい都市は大体カバーできたので、今後どちらのマイラーになるかを軸に航空会社を決めることに。知り合いの世界一周経験者のよる「イースター島に行きたかったらワンワールド、世界的に見てスターアライアンスの方が連携空港が多いから今後の旅でも使うならスターアライアンス」というアドバイスを決め手に私は結局スターアライアンスの世界一周航空券を選ぶことにしました。

旅行会社に発券してもらう方法

私は手数料をケチって世界一周航空券を発行している会社のサイトから直接申し込みましたが、本当に時間がない方や「よくわからない!」「合っているか不安!」という方は世界一周旅行に特化した旅行会社である世界一周堂(世界一周旅行専門店)HIS世界一周旅行デスクに問い合わせるのも手だと思います。ざっくり自分の行きたい場所・やりたいことを伝えると、それに見合った世界一周航空券を提案してくれて、航空券の発券まで行ってもらえます。

STEP4 航空会社に電話して世界一周航空券を発券

飛行機の旅程が決まったら、航空会社へ電話をしてシュミレーションで組んだ内容で航空券を発券してもらいます。

オペレーターにつながったら、旅程を伝える→オペレーターが一旦電話を保留にして区間ごとに空き状況を確認する→空きがあれば次の旅程を伝えるの繰り返しで、ぐるっと世界1周分の旅程を組みます。私はトータル50分ほどかけて全ての便を予約しました。手数料など全込みの金額を算出していただいた後は「その場で発券・購入の手続きに入るか」「一度検討するか」聞かれます。私は座席の空きがないために遠回りをする区間が出てその辺を考え直したいと思っていたので一度保留にしてもらいました。電話の後、旅程と金額が記載されたメールが届きますのでそちらを確認して、本当にこれでいいか検討することができました。その場で決定しない場合は再度電話する必要があります。私は翌日に電話をし、いろいろと妥協しつつ最終決定した旅程をオペレーターに伝えて、発券してもらいました。発券が完了するとメールにeチケットが届きます。

ちなみに、私が世界一周航空券を発券したのはコロナ禍(2022年6月頃)だったこともあり、全然オペレーターに繋がらず、順番待ちで2時間半待ちました(電話代が怖い…)繋がりにくいので早めに電話した方がいいというのは聞いたことがあったのですが、ここまで待たされるとは思っていませんでした。オペレーターの方に聞いてみたところ平日の18時以降営業時間終了間際が一番混むそうです。比較的土日や平日の14時ごろが空いていると仰っていたので、ご都合あう方はその時間を狙ってみてください。(2022年6月の情報です)

STEP5 必要な予防接種をする

大体の訪問都市が決まり、世界一周航空券を発券したら次は必要な予防接種を。渡航国に合わせて必要な予防接種も変わってきます。私の場合は南米に行くことをしていたこともあり複数の予防接種が必要でした。渡航1ヶ月前のギリギリ状態でトラベルワクチンの摂取をした私の実際のスケジュールはこちらの記事で詳しく解説しています。

接種ワクチン7月1日7月8日7月29日翌年1月
A型肝炎
B型肝炎
狂犬病
黄熱病
DPT(破傷風)
Mihoのワクチンの種類と実際の接種スケジュール

STEP6 現地での予定を決める

①Googleスプレッドシートでざっくり予定を組む

私は旅の予定をガッツリ決めずに行き当たりばったりの旅行をする派なので、大陸移動などの長距離飛行機の発着前後のホテルを取るくらいでした。ただ、親に「いつどこにいるかわかるように計画表を出せ」と言われたので、Googleスプレッドシートにおおよその日にちと場所、泊まるホテルが分かるようにまとめました。未定の部分は空欄にしたり、〇〇市内と記載したり。私は計画立てるのが嫌だったので下記の表ような簡易的なものをつくっていました。

日付場所宿泊先宿泊費移動手段交通費
8月1日フランクフルト→ボゴタ機内飛行機
8月2日ボゴタ〇〇ホテル¥1000バス・タクシー¥1000
8月3日ボゴタ→グアタペグアタペ市内¥1000バス
¥1000
グーグルスプレッド記入例

Googleスプレッドシートを共有しておけば、行き先を変更したり日付が変わってもすぐにわかるので、親にとってはもし連絡がつかなくなった時の手がかりにはなるはずです。
例えばヨーロッパのような陸続きの場所を1ヶ月ほど周遊していたときは、ホテルは当日に取って、移動も陸路と空路その時の気分に合わせて選んでいたのでという感じの毎日だったので計画表はほとんど空欄のまま出発しましたが、Googleスプレッドシートを途中で更新することで親にも分かるようにしました。

②現地ツアーやアクティビティの計画

また、私は基本的にツアーは申し込みませんでしたが、ひとりで歩くのが危険な地域や詳しく知りたい地域を訪れるとき、やりたいアクティビティがあるときは、GetYourGuideviatourなどのサイトをチェックするのもおすすめです。

  • KKday(ケーケーデイ)
    アジア圏のツアーやアクティビティの充実度が高い。特に台湾・韓国・東南アジアの現地体験が多く、価格も手頃。カスタマーサポートも日本語対応しており、予約前の不安を解消しやすいです。
  • ベルトラ(VELTRA)
    日本発のサイトで、海外・国内問わず幅広いツアーを取り扱っています。日本語ガイド付きのツアーも多いので、初めて訪れる地域や文化が異なる国で役に立つかもしれません。また、口コミも日本人が多いため、日本人視点の評価を参考にできるので初心者でも安心。
  • Viator(ビアター)
    世界中のツアーを網羅しているのがViatorの魅力。とにかく選択肢が豊富で、ヨーロッパや北米のツアーにも強く、文化・歴史的なツアーが多いです。少し英語ができる方には、地元ならではの体験を利用すると、現地の人々との交流も楽しめます。
  • Klook(クルック)
    アジア圏や欧米のアクティビティをリーズナブルな価格で提供。交通チケットや観光パスの取り扱いが多く、事前に買うことで移動や観光の時間を節約できてスムーズ。
  • GetYourGuide(ゲットユアガイド)
    ヨーロッパや北米、オセアニアの観光ツアーやアクティビティが豊富。口コミや評価も多く、特に観光名所の体験ツアーに強みを持っています。英語が中心ですが、人気観光地では日本語ツアーも増えているようです。

STEP6 持ち物を準備する

あとはひたすら必要なものを調達していくだけです。私が実際に世界一周に持っていった持ち物はこちらの記事で一覧にしていますのでぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。小柄な私がラクラク持ち運べるようにタウンユースのリュック1つに収まるように厳選したものたちをご紹介しています。

STEP7 海外旅行保険に入る

私は普段1週間以内の短期の海外旅行の場合は海外旅行保険には入らないのですが、世界一周となるとさすがにリスクが大きいので加入しました。

海外旅行保険の選び方

どの保険にするか決める時に行ったのが、自分が持っているクレジットカードの付帯保険で賄える費用を一覧にして不足する部分や金額が足りなそうな項目を手厚く補償してくれる保険を選ぶことを意識しました。私は自分が入っているクレジットカードの付帯保険を一覧にして足りていないと感じた項目を補えるよう保険会社(今回は東京海上日動)に入りました。(私が利用したクレジットカード付帯保険

保険会社クレジットカード付帯保険
東京海上日動JAL学生カードANA学生カードエポスカード一般楽天プレミアムカードリクルートカード
傷害死亡1,000万円1,000万円1,000万円500万円4000万円2000万円
傷害後遺障害3,000万円1,000万円40〜1000万円500万円4000万円2000万円
傷害治療無制限50万円200万円300万円100万円
疾病治療50万円270万円300万円100万円
疾病死亡1,000万円
賠償責任1億2000万2000万円3000万円2000万円
携行品損害20万円15万20万円30万円20万円
救援者費用100万100万円100万円200万円100万円
飛行機手荷物遅延3万円
飛行機遅延費用宿泊施設の客室料:3万円
交通費・渡航先での
各種サービス取消料:1万円
食事代:5,000円
Mihoが加入した海外旅行保険
  • 傷害治療:予期せぬ事故や病気にかかってしまった際の補償
    気を付けて歩いていたのに交通事故に巻き込まれて、救急車に運ばれ、緊急手術され、入院し、治療し、気づいたら数百万円〜数千万円を請求されるなんてこともなきにしもあらず…と思い、私は障害治療は無制限のプランを選びました。ぼーと歩いていただけで暴行されたり、得体のしれない病気にかかってしまったり、何が起こるかわからない旅先で、不可抗力で起こってしまいそうな事態に巻き込まれるのが一番怖いと感じる方は私のように無制限プランがおすすめです。
  • 賠償責任:偶然な事故により他人や物に損害を与えてその賠償を支払うことになった場合の補償
    私の友だちは酔っ払ってホテルに帰ってきて部屋のホテルのいかにも高そうな鏡を壊してしまったのですが保険のおかげで弁償せずにすんでいました。確かに予期せぬタイミングで物を壊してしまうことはありそう…と思い損害賠償は1億円のものを選びました。
  • 飛行機遅延:飛行機が遅延もしくは欠航し、それに伴い宿泊費や食事代などが必要になった場合にかかった費用を補償。また、飛行機が遅れたせいで乗継予定便に乗れずに新たに負担することになった費用も補償してくれます。(ただし6時間以上の遅延だったら適用などと条件がつきの場合があるので確認が必要です。)海外だとストライキで飛行機が飛ばなくなることもあると聞いていたので、万が一に備え、飛行機遅延保証がある保険を選ぶことにしました。

どの補償を手厚くするかは人それぞれ、ブランドやカメラなどの高価なものを持ち歩く方は盗難にあった場合の補償である「携行品損害」の補償額を手厚くすると良いかと思います。私のようなバックパッカーは荷物は機内に持ち込み常に共過ごすので心配はありませんが、多くの人は長期旅行となると離陸前に荷物を預けるはず。預けた荷物が遅れて届くディレイドバゲージや預けた荷物が手違いでどこかに消えてしまうロストバゲージもあり得る話ですし、自分の荷物がどこか別の場所に届いていて自分の荷物が手元に戻るのに3日ほどかかるケースもあるようなので、荷物を飛行機に預ける方は、自分の荷物が届くまでに代替品として購入した物の代金が補償される「飛行機手荷物遅延」の補償もつけるといいかもしれません。自分がどの補償に重きを置くか検討したうえで、慎重に保険を検討してみてください。

付保証明書を取り寄せよう

海外旅行保険に加入したら、海外旅行保険に加入したことを証明する書類である付保証明書(ふほしょうめいしょ)を取り寄せましょう。付保証明書は、保険内容の概要や保険証券に記載されている情報が細かく記載されています。国によっては入国時など海外旅行先で提示を求められることもありますので必ず持っていきましょう。

付保証明書を手に入れる方法は保険会社やクレジットカード会社によって異なります。加入している保険会社のマイページからダウンロードしたり、専用の問い合わせフォームから取り寄せたり、電話して発行依頼をして数日後に自宅に届くパターンなどがあります。Googleで『「自分の加入している保険会社名」+付保証明書』で検索すると案内が出てきます。郵送で付保証明書を取り寄せる際は時間がかかるので早めに取り寄せておきましょう。

最後に

よし!これで出発だ〜!!2ヶ月ほんっとうにあっという間です!

今回私は世界一周航空券を使ってみたかったこともあり世界一周航空券での世界一周を計画しましたが、普通にLCC(格安航空)で行き先を組み合わせて世界一周する方法もありますし、世界一周旅行に特化した旅行会社である世界一周堂(世界一周旅行専門店)HIS世界一周旅行デスクに問い合わせて、自分の行きたい場所・やりたいことに合わせて理想の世界一周プランをつくってもらい、すべての航空券の発券から旅程組みまでサポートしてもらう方法もあります。ぜひ自分にあった方法で計画を立ててみてくださいね。

みなさんの世界一周旅行が特別で素敵なものになることを願っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました☺︎



タイトルとURLをコピーしました